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オンラインデートが活発化! やはり、パートナーは必要
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オンラインデートが活発化! やはり、パートナーは必要

生涯未婚率と離婚率は、確実に増加傾向にあるといわれている日本ですが、ハナコ世代・団塊の世代を含む熟年層は、まだまだ元気。結婚相談所の現場でも、50歳以上の男女が結婚相手を求めて登録者数が増加。シニア世代の婚活市場はとてもにぎわっているようです。

 

■ シニア世代は婚活で忙しい!?

あなたは「オンラインデート」という言葉を聞いたことがありますか? 「オンラインデート」というのは、インターネットを介して、真剣に交際相手を探す「お見合いサイト」のこと。ネット婚活は、日本でも徐々に浸透してきましたが、「出会い系サイト」というと、まだ抵抗感を抱いている人も多いかもしれませんね。

ところが、アメリカでは違います。一般人のみならず、有名人も「オンラインデート」を利用してパートナーを探しているそう。

「ニューヨークポスト」の記事に、「Your Parents are taking over online dating」(親世代がオンラインデートを乗っ取りそうな勢い、という意味)と見出しが出るほど、熟年世代の婚活が活発化しているとのこと(※1)。55~64歳の利用率は、2年間で倍増したそうです。(ビュー・リサーチ・センター調べ)。

パーティや観劇など、どこへ行くのもペアで行動するカップル社会のアメリカでは、シングルでいること自体が生きにくく、離婚したり、パートナーに先立たれたりすると、不便で暮らしにくいのが実情かもしれません。

ちなみに、アメリカ最大規模のお見合いサイト「Match.com」は、1500万人が登録しているそうですから、すごい勢いですよね。

 

■ 結婚相手はネットでの出会いが増加中

日本に目を向けると、20代~30代が、結婚に対して消極的なのに対し、50歳以上の熟年・シニア世代は「パートナーは何歳になっても必要」とばかり積極的です。話し相手を求める傾向と、孤独に耐えられないメンタル面、そして男性に多いのが、家事や食事など身の回りを世話してくれる人がほしいという切実な事情もあるようです。

夫婦問題の相談を受ける中で、配偶者との出会いやきっかけをお聞きすると、10人に一人くらいの割合で、「ネットで出会って結婚した」という声を聞きます。今後もインターネットを介して、パートナーと出会う機会は増えていくでしょう。

いかがわしいイメージから脱却しつつある「ネット婚活」。まじめに研究している『オンラインデートで学ぶ経済学』という本も出ているので、婚活中の方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)]

 

【参考】
※1. 『ニューヨークポスト』「Your Parents are taking over online dating」2016年2月11日
※2. ポール・オイヤー (著), 安藤 至大(解説), 土方 奈美(翻訳) 『オンラインデートで学ぶ経済学』(2016)エヌティティ出版

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