■ 寒いこの季節に増える母娘問題の特徴

毎冬、この時期は「今年の冬休みはどうする?」「お正月は実家に帰るの?」という会話が飛び交うようになります。そうなると母娘関係改善カウンセラーの筆者のところには、あるご相談が増えるようになります。それは「長い間疎遠だった家族(とくに母親)に連絡を取らなければならないのだが、どうしよう……」という内容のものです。

悩んでいる人の中には、「新しい年を迎えるにあたり、今のままではいけないのでは」という思いが生じているのかもしれません。しかし、現実にはもっと切実な問題があることが多いのです。

たとえば、家族の中に重篤な病気を患っている人がいて残された時間が少ない深刻なケースや、結婚に反対され家族とは連絡を取っていなかったが、結局夫と別れて状況が変わったなどです。

とくに家族の病気では、祖父母などの病気が進行している、またはこの寒さで急に悪化した、さらにすでに亡くなっていて、後から知ったという話もあります。

 

■ 連絡しても、関係は以前と変わらないと諦めている人が多い

祖父母の死に目に会えなかったケースでは、孫娘として非常に後悔の念が募ります。しかし、かといってすぐに母親に連絡を取るかというと、そこにはしばらく連絡を取っていなかった事実が立ちはだかり、お線香をあげたい思いと同時に葛藤があります。

家族の不幸がない場合でも、久しぶりに実家の門をくぐるには敷居が高いもの。さらに娘として二の足を踏むのが、どうせ顔を合わせたところで母親との関係は変わらないだろうというあきらめです。

たしかに、親との確執、兄弟姉妹との軋轢があっての過去から現在まで、距離感を取ったことにより衝突を避けてこられたといってもいいでしょう。ただその年月は、きっと悩んだ本人の心の成長にはなっているはずです。もちろん、一人では解決できないかもしれないと思ったら、筆者のようなカウンセラーをうまく利用してくださいね。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2016年12月11日]