空気が乾燥して冷たくなってきました、もう冬ですね。冬といえば風邪の季節、乳幼児ママにとって心配な季節でもあります。どんなにママが注意をしていても、子どもは風邪をひくもの。そんな時、自分がもっとケアをしてあげたら、子どもは風邪をひかなかったかもしれない、と自分を責めるママもいるのです。

 

■ 風邪をひくメカニズムを把握しましょう

そもそも、どうして風邪をひくのでしょうか? 小児科医の森戸やすみ先生は著書『小児科医ママの「育児の不安」解消BOOK』の中で、風邪をひくメカニズムについて次のように述べています(※1)。

風邪をひくのは、お子さんが病弱だからでもなく、またお母さんが寒い思いをさせたからでもなく、きちんとケアしなかったからでもないのです。全ての子どもは軽い感染症にくりかえしかかることによって、少しずつ強くなっていくもの。

森戸先生の診察室にも、「私が子供に寒い思いをさせたから……」と来院をするママも多いとのこと。ですが、いくら寒い思いをさせたとしても、病原微生物がいなければ風邪はひかないと言及しています。子どもが風邪をひくのは、決してママのせいではないのです

 

■ 罪悪感の下にある感情は愛

体調不良で苦しむ我が子を見ているのは辛いものです。高熱や嘔吐でぐったりとする子どもに、できることなら自分が変わってあげたいと思うママも多いことでしょう。もっと自分が気を付けていたら、と自責の念にかられる時もあるでしょう。でもそれは、小児科専門医の先生の言葉にあるように、あなたのケア不足でも注意不足でもないのです。

子どもが風邪をひき罪悪感を抱く。その罪悪感の下にある根っこの感情は子どもへの愛ではないですか? ネガティブな感情の下には、温かな感情が潜んでいるもの。表面的な感情にとらわれず、その下にある思い(真意)をわかると安心するものです。

 

■ それでも風邪から子どもを守りたい

それでも、できることなら子どもをかぜから守ってあげたいですよね。筆者は風邪予防として、小児科医の先生から「部屋の温度よりも湿度に気を付けること、湿度を50%~60%は確保するように」と助言されました。前述の森戸先生の著書でも「特に寒い季節にかぜが流行するのは、空気が乾燥して病原微生物が蔓延しやすいせいと考えられます」とあり、湿度を高く保つことが一番の風邪予防なのかもしれません。

いかがでしょうか? 正確な知識と的確な対処で、風邪の季節も楽しく過ごしましょう。

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2016年12月9日]

 

【参考】
※1. 森戸やすみ(2012)『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために』メタモル出版
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません