いよいよ2016年も終わりに近づいてきました。暮れの大掃除、あなたのお宅は予定していますか? 現在は、家事が合理化して便利になっているので、大掃除は不要というお宅も多いようですが、昔から暮れになると、家族総出で掃除するのが日本の風習でした。

この大掃除。掃除の仕方や意見の違いなどで、夫婦ゲンカに発展してしまう家庭もあるようです。

 

■ 具体的に伝えるのがポイント

ここでは、夫婦ゲンカを極力避ける方法をご紹介します。掃除に関して妻が主導権を握っている場合は、夫に協力を求める際は、以下のポイントを抑えるのがコツです。

(1) 掃除箇所を伝える
(2) 掃除方法を説明する
(3) 適材適所の道具を用意する
(4) 完璧を求めない
(5) ねぎらう

(1)の「掃除箇所」は、どこの何を掃除するのか、わかりやすく指示しましょう。単に「お風呂を掃除して」ではあいまいです。「お風呂の浴槽だけでなく、蛇口と鏡もお願いします」と具体的に伝えます。

(2) の「掃除方法を説明する」は、やり方がわからないことが原因で、あとで揉めることになりかねないので、「この洗剤と道具を使って、こうやって掃除してね」というように、掃除の仕方を細かく説明します。知っているなら、特に口出しせずに夫に任せましょう。

 

■ 適材適所の道具選びが大切

(3)の「適材適所の道具を用意する」も重要ポイントです。

不適切な道具は、汚れがなかなか落ちず、かえってイライラしてしまうもの。場所に適した道具を用意して、効率的に掃除しましょう。男性は、道具好きの人が多く、効果が見えるのは気持ちがいいので、ご機嫌になること受けあいです。

道具を用意する際は、本来すべき掃除の時間より、道具選びに費やす時間のほうが長かった、ということのないように、あらかじめ買うものを決めておきましょう。

 

■ 完璧を求めず、ゆとりと感謝の気持ちを

(4)の「完璧を求めない」と、(5)の「ねぎらう」も、夫婦ゲンカを避けるポイント。

「これ掃除したの? まだ汚いわよ」「えっ、ちゃんとやったよ」「きれいになってないじゃない。まったくもう~」と不満を露わにすると、ここから険悪ムードに進展してしまうので気をつけて。

掃除した箇所を、もう一度やり直されるのは誰でもおもしろくないもの。「やり直すくらいなら、頼まないでくれ」と不機嫌になり、今後夫に期待できなくなる可能性大です。あまり完璧を求めずに、夫婦の共同作業を楽しむくらい気持ちにゆとりを持ちたいものです。

(5)の「ねぎらう」は、手伝ってくれた夫へ感謝の気持ちを伝えます。

 

住まいは暮らしの拠点です。1年の汚れを落とした気持ちのいい空間で、夫婦仲良く新年を迎えてくださいね。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2016年12月31日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません