年末年始の長期休暇が終わり、気持ち新たに仕事始め……しかし、なかなか「正月ボケ」が治らず不調が続くという方もいらっしゃるのではないでしょうか。正月ボケを防止するために気を付けたい点をまとめます。

 

■ 正月ボケはなぜ起こるのか?

次の日も休みだからと遅くまで出かけたり夜更かしをしたりと、普段とは異なる生活スタイルになりがちなこの時期。正月ボケをもたらす原因は食事や睡眠のリズムが崩れがちになり、体内時計が乱れることが「正月ボケ」の原因です。

・休みの間、起床時間がバラバラ
・寝る直前までパソコンやスマートフォンをみている
・寝る直前までアルコールを飲んでいる

上記にあてはまるあなたは要注意です。

 

■ メンタルヘルス不調につながる恐れも

起床時間は極力普段の仕事の日と同じにするように心がけましょう。普段と2時間以上違ってくるようですと、体内時計の乱れが修正しづらくなります。

寝る直前までパソコンやスマートフォンをみている方は、不眠になるリスクがあがるため要注意です。

オックスフォード大学の研究チームが行ったマウスを用いた実験で、この件に関連した興味深い結果が得られています。緑・紫・青の3色の明かりをそれぞれマウスに与え、睡眠開始時間がどのように変わるかを調査したところ、緑の明かりでは睡眠開始時間が1~3分早まったのに対し、青の明かりでは逆に16~19分遅れるという結果となっています(※1)。パソコンやスマートフォン、さらにはテレビなどからも「ブルーライト」と呼ばれる青い光が出されていることから、睡眠に影響を与えてしまうことがわかります。

また、寝る直前までアルコールを摂取すると一見速やかに眠れるような気がするかもしれません。ですが、睡眠の質は悪化し、十分に疲労が回復しない状態になりますのでこちらも控えるのが賢明でしょう。

 

正月ボケだからと高をくくっていると、体内時計がリセットされずにメンタルヘルス不調につながる可能性もありますので、十分注意して過ごし、心機一転新しい年をスタートさせましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2017年1月4日]

 

【参考】
※1. 「Lightning colour affects sleep and wakefulness」, University of Oxford, 2016.6.9