最近ブログやTwitterをのぞくと、最近、「サレ妻」「サレ夫」というタイトルやワードが目立ちます。以前から使われている言葉ですが、「浮気された妻」「浮気された夫」という意味なのだそう。ブログの上位に上り、当事者の思いが赤裸々に綴られています。

今回は、その実態に迫ってみました。

 

■ 配偶者の浮気に悩む妻や夫が増加

夫婦問題カウンセリングを行う筆者のもとには、浮気や不倫に悩む妻、もしくは夫からの相談があとを絶ちません。信頼していたはずの配偶者の不倫……。心穏やかでいられるはずがありません。

「夫に裏切られた」「妻が不倫している」「今後、どう接していったらいいかわからない」「不信感が募る一方」など、誰にも言えない悩みを切々と訴え、「私は何も悪いことをしていないのになぜ?」「ずっと家族のために尽くしてきたのに……」と、理不尽な思いを吐き出しています。知らない間に、配偶者が隠し子をもうけていたというケースもあります。

 

■ 「浮気してどこが悪い」「オマエのせいだ」

どうして、ここまで不倫が増えているのか、様々な要因があるとは思いますが、気になるのは、不倫に対する考え方・捉え方です。

「浮気してどこが悪い」、「お前がダメだから、浮気するんだ」と開き直っている人も増えているようです。先日、テレビのワイドショーでも、この言葉が取り上げられていました。

これまでは、少なくとも「不倫」はタブー視され、「後ろめたさ」や「罪悪感」が伴っていたと思うのですが、筆者世代からすると、モラルや意識の変化を感じずにはいられません。

 

■ 「結婚」とは何か、今一度振り返る

そもそも「結婚」とは何でしょう。

配偶者と運命共同体として生きることを約束するのが「結婚式」です。苦しいときも楽しいときも人生のパートナーと共に生きることを互いに誓います。

俳優の三浦友和さんは、結婚するときに「私は浮気はしない」と誓ったそうですが、筆者が知る男性も、「妻を一生守ると誓うのが結婚」だと話していました。その言葉からは、「大切なパートナーを守り、一生添い遂げる」という覚悟と決意が感じられました。

もちろん、長い人生、心変わりや予想もしない出逢いがないとも限りませんが、遊び半分の軽々しい気持ちでの浮気は、決して幸せには向かいません。開き直る態度や人のせいにする言動は、自分の人生を軽々しく扱うのと同じこと。

自分も周囲の人も幸せにはなれないのではないでしょうか。「たった一度の人生を、もっと大切に生きてほしい」と願ってやみません。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2017年1月22日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません