スーパーやレジャー施設に行くと、夫が妻のことを「ママ」「お母さん」と呼んでいる光景、よく見かけますよね。でも、「私はあなたの親じゃない」とはよく聞く言葉。ちょっぴり不満という妻がいるのも事実です。

 
■ 理想は「名前をそのまま」呼ばれたい

あなたは、配偶者、パートナーのことをなんて呼んでいますか?パートナーからはなんて呼ばれていますか?

2014年の調査ですが、「オリコン・モニターリサーチ」調べ(全国の既婚者・20代、30代、40代、50代の男女1350名)によると、「夫婦間の呼び名」でもっとも多かったのが「パパ、ママ/お父さん、お母さん」で27.6%でした。(※1)

次に多いのが、「名前をそのまま」(18.6%)、その次が「あだ名」(15.7%)。そして「名前にちゃん、くん付け」「おい、ねぇ、ちょっと」「名前の略称」「名前にさん付け」と続きます。苗字で呼ぶのは、旧姓、現在の姓ともに1%に至りませんでした。特に子どもがいる家庭では、「パパ、ママ」「お父さん、お母さん」「父ちゃん、母ちゃん」「とーさん、かーさん」など、子ども目線にあわせて呼び合っている家庭が多く、熟年になると、「ママ・母さん」に代わって、「おい、ねぇ」と呼ぶ男性が増加するようです。

また、家と外でも呼び名は変わります。男性は、名前のほか「家内」「妻」「嫁さん」など。女性は、名前のほか「夫」「旦那さん」「主人」などが挙げられます。ひと口に呼び名といっても、いろいろな言い方があるものですね。

アンケートによると、夫婦間の満足度の高い理想の呼び名は、男女ともに「名前をそのまま」呼ばれること。「恋人時代の気分でいられるような気がする」「日常生活では名前で呼ばれることが少なくなるから」という感想が寄せられていましたが、名前の呼び捨ては年代によっても満足度に違いがありそうです。

 
■ 海外ではニックネームで呼びあうのが一般的

対して海外では、どうでしょうか。

アメリカでは、「darling」「honey」と親しみを込めて呼ぶのが一般的。夫婦で「Dad」「Mom」と呼びあうケースはあまりないようです。
筆者の知り合いの日本人夫婦は、アメリカ暮らしの影響を受けてあだ名で呼びあっていますが、子どももまた両親のことをあだ名で呼んでいます。海外と接点のある家庭では珍しくないのかもしれません。

毎日何度となく交わすパートナーの呼び名は、夫婦関係に意外と大きな影響を及ぼします。「いつまでも新鮮な気持ちでいたい」「ずっとラブラブな関係でいたい」と願うのなら、パートナーの呼び方をちょっぴり意識してみるといいかもしれませんよ。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー), 2017年3月20日]

 

【参考】
※1. 「ラブラブ度も左右? 夫婦間“呼び方”の理想と現実」(eltha 2014.09.27)
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません