経済産業省と経団連を中心に、個人消費を喚起するため毎月末の金曜日を「プレミアムフライデー」とする取り組みがスタートしました。あなたの企業では導入があったでしょうか。
 

◼︎ プレミアムフライデーをモチベーションアップの機会に

2017年2月24日にスタートした「プレミアムフライデー」ですが、当日のニュースを観て初めて知ったという方々も多かったようです。このプレミアムフライデーを商機と捉える百貨店、飲食店などでは、効果があったとする店舗もあったようですが、まだまだ開始されたばかり。全国民に認知されるには、少し時間がかかるでしょう。

また、業界・業種によっては、月末の15時に仕事を終えることがどうしても叶わない方々もいると思いますし、今月のプレミアムフライデーは3月31日であることから、期末、年度末にあたる企業も多いのではないでしょうか。そのような時期に、「仕事を早く切り上げられるはずがない」という声も上がるかもしれません。しばらくは賛否もあると思いますし、初回に効果があった企業でも、中長期の結果を慎重に見る必要がありそうです。

しかし、いずれにしてもプレミアムフライデーはスタートしています。すでに導入をしている、あるいはこれから導入する企業は、従業員にとってモチベーションが上がるような機会にしたいものです。
 

◼︎ 「働き方」を考え抜く機会にする

午後3時には仕事を終えるよう呼びかけることで、長時間労働の是正など働き方改革にもつなげる狙いもあるようですが、サービス業などの社員にとっては、通常より長時間労働で忙しくなる可能性もあります。本来であれば、全国民が享受できるような日であれば良いのですが、一筋縄ではいかなそうです。

しかしながら、大切なことはこのような機会をきっかけに、「企業にとって、そして従業員にとって、”どうすれば従来より、より良い方向に行くのか”」を考え抜くことです。

岐阜県の中規模建設資材メーカー「未来工業株式会社」は、残業は一切禁止、有給休暇は完全消化にもかかわらず、一度も赤字を出したことがない企業です(※1)。「我が社は残業無しは無理」と諦めてしまう前に、まずは「どうしたらできるか」ということを考える機会にするのが良いのではないでしょうか。

[執筆:久保田 一美(キャリアカウンセラー), 2017年3月30日]

 

【参考】
※1. 「岐阜発「楽園企業」、毎日5時に帰る残業ゼロ術」(東洋経済Online記事 2015.09.08)

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません