30代、40代の女性にとって妊活は大きな課題となっています。筆者も以前仕事をしながら不妊治療をするために様々な苦労をしてきました。今回は、これから妊活を考える人へ、その両立に必須なポイントについて情報をご紹介しましょう。

 

■ ポイント1:夫との協力

最大のポイントは、パートナーと理解し合い協力し合うことです。

不妊治療にどのような段階があり、通院や治療などどんな行動が必要なのか、お金のこと、お互いの精神的なストレス、それでも子供が欲しいと思っている自分の気持ち、仕事と治療やその後の子育てをどう両立していきたいのか、など夫婦で率直に話し合うことをお勧めします。言葉に出しにくいかもしれませんが、この部分を通らないと、後々お互いの気持ちにズレが生じてきがちです。まず思っていることをよく話し合ってみてください。

 

■ ポイント2:なるべく早く夫婦で検査に行く

次のポイントは、できるだけ早く妊娠の可能性について医師の検査を受けることです。

ご存知のように女性が妊娠できる年齢には限りがあり、残念ながら30代後半になってくると確率がガクンと低くなります。できるだけ早く現状を把握することは、とても大切です。筆者は深く考えずに、38歳まで検査をせず、後々状況の困難さを知ることになりました。特に生理不順、子宮内膜症などがある人はすぐに調べることをお勧めします。

 

■ ポイント3:お金について考える

治療を始める前に金銭的な問題についても夫婦で確認しておきましょう。

不妊治療は健康保険で賄えるのは最初のタイミング法まで。あとは自費治療になります。体外受精や顕微鏡受精の場合は1回30万以上かかることがほとんどです。夫婦の年収によっては自治体の助成金を申請できますが、共働きだと難しい場合もあるでしょう。数百万かかってしまうこともあるので、2人で話し合っておいてください。今年になって不妊治療の医療保険も販売が始まりました。今のところ治療にお金が支払われるのは加入から2年後に設定されていますので、治療を始める人はすぐに加入しておくのも1つの方法です。

 

■ ポイント4:上司や周囲の理解を得る

最後のポイントは、職場の理解を得ることです。

排卵の時期に合わせて不定期に休むことも必要ですので早く上司に相談しましょう。仕事で迷惑を掛けるのは申し訳ない、と思うかもしれませんが、お金の問題もありますし、将来的に仕事と両立をしていきたいのなら、できるだけ辞めずに済む方法を模索してみてください。会社によっては在宅勤務や地域限定社員などへの働き方の変更の方法もあるかもしれません。両立のために大切なのは、まず辞めないで治療を始めてみることなのです。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2017年4月11日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません