■ 娘の「これがやりたい」を潰す母親

母娘関係改善カウンセリングを行っている筆者のところには、母親との関係に悩むご相談が寄せられます。

例えば、娘である自分が何かをしたいと思ったとき、母親に反対される。その時の母親の口ぐせは「あなたはそう言うけれど、世間一般では非常識よ。ママの友達に話したら、そんなのはわがままと言われたわ」「ママの友人の娘さんで、あなたのような事をする人はいないわ」ということ。

学生時代に一人旅をしてみたい、就職して一人暮らしを始めたい、転職したい。夢はいろいろ広がるけれど、それをことごとく潰しにかかるのが母親で、何を言うかといえば、前述の言葉なのだそうです。

「わがままだ」「非常識だ」と言われると、娘としては何かとても悪いことをしているような罪悪感が生じ、心が折れそうになる人も少なくありません。「そうか、私のやろうとしている事ってわがままで非常識なんだ」

このようなご相談は少なくありません。せっかく夢を抱いたのに潰されてしまうのは、とてももったいないと思うのです。

 

■ 母親はどのように友人に伝えているのか

たとえば、あなたが転職を希望したとします。今まで働いていた会社は、一流企業でお給料も比較的良い方です。けれども、学生時代にあった夢が忘れられず、仕事をしながら夜は専門学校で学ぼうと考えます。この話をそのまま母親が友人に話したとしたら「○○ちゃんは、偉いわ。夢の実現に向かって努力しているのね」と言われるかもしれません。

しかし母親が「うちの子ときたら、今の仕事が嫌だからって夜にコソコソ何かの学校に通うと言い出したのよ。学費に使うから、お給料もこれからは家には一銭も入れないって言うの」とある事ない事言ったとします。これを聞けば、母の友人は「ずいぶん自分勝手な娘さんね」「うちの娘はそんな事はしないわ」と言うでしょう。

つまり、母親の脚色した話について友人が何か言い、それをまた都合のよいように脚色して娘に伝えると、「あなたのやろうとしているのはとんでもない事で、非常識。それをやろうとする同年代の人はいないわよ」というメッセージになるのです。

 

もし、夢を実現しようとする時に、母親がこのような事を言ってそれを阻むのなら、誰から何を言われても自分の決心が揺るぎないものであることを確認するいい機会と思ってください。そして、次の一歩を踏み出してくださいね。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2017年5月5日]

 

【参考】
執筆者:横山真香について。女性専用のカウンセリングサービス『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できること、匿名で話せること、当日予約できるボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの母娘関係改善の相談にのっている。
「母娘関係を改善!母へのモヤモヤ、原因と改善セッション」-横山真香(母娘関係改善カウンセラー)

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません