これから、夏のボーナスをもらって次の転職を考える方たちが増える時期です。転職活動で登録すべきかどうか迷うのが、人材紹介エージェントでしょう。今回は、キャリアコンサルタントである筆者の観点から、転職エージェントの上手な活用法についてご説明します。

 

■ポイント1. 自分の志望分野が明確かどうか考える

あなたが転職したい業種や職種はかなり明確ですか? また、今までの仕事の内容に関連した仕事ですか? まずは、そこによって利用したほうがよいエージェントの種類が異なってきます。

例えば、販売系や飲食系、医療事務、経理、建設系などのように専門分野がはっきりと決まっている方なら、リクルートやDUDAなどの大手のエージェントではなく、それぞれの分野に強い中堅どころのエージェントを活用するほうが、よりピンポイントで応募したい仕事を紹介してもらうことができるでしょう。

 

■ポイント2. 自分が何歳か、どんな働き方を望むのかを考える

次にあなたが今何歳で、管理職的なポジションを希望するのか、将来的にも1スタッフとして仕事をしたいのか、について考えてみましょう。大手のエージェントは様々な分野の業種の案件を持っていますし、経験によって幅広く年齢も扱ってくれるでしょう。ただし、35歳以上の場合には、スキルが必要な専門職でなければ、マネジメントができる管理職を求められることも多くなります。中堅のエージェントの案件と両方比べてみてどちらの話も聞いてみると参考になります。

 

■ポイント3. 未経験分野にチャレンジの場合は、自力で探すのと両方行う

次は、現職や前職での経験とは関係ない職種、業種に転職したい場合です。率直に言うと、第二新卒か、経営的ポジションなど組織での階層が上のほうの立場でない場合は、エージェントで探すのは難しくなります。どうしても企業との仲立ちとなって紹介を行うのがビジネスですので、紹介してもクライアントからクレームが出ない、ある程度経験があり、できそうだという人が優先されるからです。

辞めて1年未満などほとんど新卒扱いの人については、別途ポテンシャルで探している企業もありますが、そうでない場合は、転職サイトや合同説明会などにも積極的に参加し、自分で可能性を探すことも同時に行ったほうがよいでしょう。

 

いずれの場合も、1社だけに頼るのではなく、複数の方法を使って探したほうが、あなたの応募したい企業が見つかりやすくなります。よく分からない場合は、筆者のようなキャリアコンサルタントに相談するのも近道でしょう。転職活動は受け身ではなく、自分が主体となった行動が大切なのです。

[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント), 2017年7月5日]

 

【参考】
※執筆者:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの転職や仕事の相談にのっている。
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません