「私はいいママじゃない」「完璧じゃない」自分をママ友と比べて引け目を感じたり、落ち込むことはありませんか? 産後ママのサポートコーチの筆者のもとには、「子育てに自信が持てない」「こんな自分がママでいいのかしら?」と、自責の念を抱きながらカウンセリングに訪れるママも多くいるのです。

 

■ 「完璧」とはなんだろう?

さて、少し唐突ですが「完璧」とはなんでしょうか? お化粧をきれいにして、オシャレなファッションで身を包むこと? いつもニコニコして子どもと接すること? 温かい手料理をいつも子どもに食べさせること? どれも正解の様で不正解の様で、考えれば考えるほどわからなくなりますよね。そして誰から見て「完璧」なのでしょうか? 子ども? ママ友? それとも自分? 主語が違うだけでも「完璧」の定義が大きく違いますよね。

 

■ 誰からみて「完璧」なの?

二児の母親でもある、タレント、エッセイストの小島慶子さんは著書『女たちの和平交渉』の中でこう述べています。

お腹に赤ちゃんができると、どんなテーマパークよりも強固に作り上げられた「ママの国」の住人にされてしまう。ママは芯までママなんです! ちゃんと夢を見させて! という声にこたえて完璧なママを演じようとする母親たちは、疲れ切って大事な子どもの手を離してしまうのです。

ママだって人間だよ? と言おうものなら、自覚が足りないとか自己チューとか、母親失格とまで言われる。(中略)だけど、肝心の我が子は「ねえ、みんなが期待しているような完璧なママでいてよ、僕の夢が壊れるじゃない」なんて言いません。彼らはただ、温かい手をつないで「だいすきだよ」って言ってもらいたいのです。(※1)

この文章を読んではっとされた方も多いと思います。大切なのは万人受けする「完璧」を目指すことではないのです。世間の声に焦点を当てて左右されるよりも、目も前にいる子どもに焦点を当てると、完璧の答えがスムーズに見つかる様に思います。

 

いかがでしょうか? 子どもが親に求めるものは、綺麗なママや、温かな手料理ではなく、ママの興味関心なのかもしれません。1日1回、子どもをぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」と言ってみませんか? これであなたも二重花丸です。自信をもっていきましょう!

[執筆:久保木 惠子(コーチ), 2017年7月3日]

 

【参考】
※1. 小島慶子(2016)『女たちの和平交渉』光文社, pp.172より
※執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません