少し前の話になりますが、2017年4月25日の『朝日新聞』夕刊「オトナの保健室」というコーナーで、『「私の性」には母の影』という記事が取り上げられていました。娘の性に対する意識は、母親からの影響があるのかという内容です。母娘関係改善カウンセリングを行っている筆者のところにも、そのような母親をもつ娘さんからの相談が寄せられることがあります。

 

■性的話題をタブー視する母親

たとえば、幼い頃からテレビで男女のラブシーンなどがあると、母親が慌てて消す。やはりテレビで下ネタのようなことをタレンドが話すと、すぐにチャンネルを変える。このように、性的な話題を極力避ける母親の言動は、娘にはなんとなくわかるものです。

性的話題に対する反応として個人差があるのは当然ですが、それに対して嫌悪感をあらわにするような母親の場合には、その影響を娘が全く受けないといえば無理があるのではないでしょうか。ご相談で多いのは、男性と交際することにためらう自分がいるという内容です。

 

■ 恋愛に対して臆病になる娘

ご相談で多いのは、男性と交際する際に、手を握るのはなんとかクリアできるもののキスとなるとハードルが高くなり、それだけでも罪悪感をもってしまう娘さんが結構いるのです。さらに、一人暮らしをしている彼から「部屋に来ない?」と誘われただけで、すでに警戒モードに入ってしまい、「こんなことを言う人とは付き合わない方がいい」とまで考えてしまう。こうした相談で多くの娘さん達が言うのは、「このような状況になると、必ず母親のことが思い出されて、とてもいけないことをしているように感じてしまう」といった声です。

たしかに性的な話題をタブー視する母親のリアクションを見続けていると、子供心に何かとても悪いことだと思うようになる可能性はあります。けれども、すでに大人になったあなたは、自身の性に対する価値観を大事にするべきです。どのように感じたらいいのかもわからないという人は、まずは映画や読書など性描写のある芸術に触れるなどして、自分がどのように感じるのか、それを素直に味わってみてください。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2017年11月21日]

 

【参考】
※執筆者:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちから寄せられる母娘関係の相談にのっている。
※「母娘関係を改善!母へのモヤモヤ、原因と改善セッション」-横山真香(母娘関係改善カウンセラー)

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません