人生は決断の連続です。判断を人に委ねてしまえば、楽なこともあるでしょう。母娘の関係でも、いつも母親に決断を仰ぐ娘さんもいます。母親の中には、従順な娘として安心している人もいるかもしれません。

自分で決断せずに親に聞く娘は、小さいうちならともかく、成長するにつれて困ることが出てきます。たとえば、進学先、就職先についてどの方向に進めばいいのかわからない。とりあえずは親の意向を聞いて、その方面を受験、あるいは就職する。このように人生の重大な決断を親に委ねる娘は結構いるものなのです。

 

■ 結婚相手を決められない

母娘関係改善カウンセラーの筆者のもとには、こうしたケースで母親からのご相談が寄せられることが多くなっています。「娘は、幼い頃から必ず私に『ママが決めてよ』と言う子でした」と話すのは埼玉県在住、主婦のE子さん(58歳)。28歳の娘が婚活を始めたものの、いろいろ相談をしてくるそうです。「会って何を話したらいいの? また会ってくださいと言われたら、どう答えたらいい?」。そして「ママが会って確かめてくれればいいのに」と言い出す始末。

聞けば、娘さんは子供の頃から母親の言いなりで、進路や就職もE子さんが決めてきたそうです。「娘は失敗をとても恐れ、親が決めた事なら間違いないと思い込んでいるようです」

 

■ 母娘関係を良好なものにするために

このような母娘の関係は依存の一つです。娘が決断を避けるのは、責任を回避している事に他なりません。そして、最終的にはそのような行動は母親の負担となります。なぜなら、今後もずっと娘の人生の決断を一緒に背負っていかなければならず、もし大きな壁にぶちあたった時は、娘と一緒になって悩まなければならない可能性が高いからです。そのためにも、できるだけ早めに「あなたはどうしたいの? あなたが決めなさい」と娘に決断を促すことが大事です。

最初は、娘は「どうしてお母さんが決めてくれないの?」とうろたえるかもしれませんが、「あなたは、自分で決めた事に責任を取れるはず」と突っぱねて下さい。娘の人生は自分で切り拓いていくしかないことを理解させてください。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー) ]

 

【参考】
※ 文中の事例は、相談者様の同意を頂いたうえで紹介しております。

※執筆者:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちから寄せられる母娘関係の相談にのっている。
※「母娘関係を改善!母へのモヤモヤ、原因と改善セッション」-横山真香(母娘関係改善カウンセラー)

※写真:kou / PIXTA、本文とは関係ありません