2018年、新たな年の幕開けに「今年こそは〇〇」宣言をした人も多いかもしれません。母娘関係改善カウンセラーの筆者のところに、「今年こそ、母に言います。『LINEは週末だけにして』」と新年の挨拶メールを下さった相談者さんがおられます。お正月にこのような決意メールを頂くことは決して珍しくありません。

 

■決心してもすぐに挫折する、母親との距離宣言

母親と距離を取る、それを伝える事は娘にとって一大決心なのです。そこで、公に宣言することで、必ず今年は実現する強い決心の表れともいえます。しかしながら…、宣言してもやはり「言えなかった」人がいます。その理由は母親を悲しませるから、という罪悪感。「そんな事を言ったら母親は逆上するか悲しむか、パニックになると思うのです」と言い訳する相談者さんもいます。確かに、予想される母親の態度です。

 

■ 母親のために「距離をとる」は言うべき

娘からある日突然、「お母さんとはもう一緒に買い物に行かない」「電話は1週間に1回だけにして」などと言われ、あわてふためいてカウンセリングを申込まれる母親も沢山います。けれども、結果的には娘さんからそのように言ってもらっていいのです。

長年にわたり娘を支配している母親は、それに気づいていません。娘はひたすら我慢しているのですが、支配の形は母親が歳を取るにつれ依存に変わります。母親が齢を取ると、「いつ何があるかわからない。最期まで母親の思うようにすればいい」と娘はさらに我慢します。

こうした母親の中には夫や親戚、知人との関係がうまくいかない人も多いのです。しかし、娘だけは味方をしてくれるため、自分の孤独を認めることができません。そこで娘から「距離を取る宣言」をされると、最初はパニックになる場合もありますが、やがて自分の置かれた状況を見るようになります。それは、母親が人生を変える大きなきっかけになるのです。

だからこそ、母親のためを思って「距離をとりたい」宣言はしていいのです。それでも罪悪感がぬぐい切れないようなら、まずは母親と一緒にカウンセリングを受けることを検討してみてはいかがでしょうか。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー) ]

 

【参考】
※執筆者:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちから寄せられる母娘関係の相談にのっている。

※写真:naka / PIXTA、本文とは関係ありません