朝日新聞者主催「アラサーのための妊活セミナー〜「いつか」のために「いま」考えよう〜」が開催され、ダイアモンドユカイさんと専門医による講演が行われました。不妊治療は、体力とお金を必要とする、ライフプラン設計の中で非常に大きなテーマです。特に30代以上の男女は知っておきたい妊娠・不妊治療について、これから2回にわたって考えていきたいと思います。

■ダイアモンドユカイさん「俺と別れて、他の人と結婚したら?」

著書「タネナシ。」の中で、ご夫婦で取り組んだ不妊治療について語っているダイアモンドユカイさん。無精子症と診断された後、インターネットで自ら情報収集したそうです。その結果、自分の症状の原因や無精子症治療の名医を知ることができ、無事お子様を授かりました。

この間、不妊治療で体力と気力を消耗し、何度も夫婦の危機が訪れたといいます。ダイアモンドユカイさんご夫婦の場合、奥様の健康状態は問題なかったとのことで、ユカイさんは「俺のせいで妊娠ができない。おまえは健康なんだから、他の人と結婚したら?」と奥様に提案したこともあるそうです。しかし奥様からの言葉は「そんなことないよ」。ユカイさんを励ましてくれたそうですが、かえって落ち込んでしまった、と語っていました。

不妊治療で1番のカギになるのは、夫婦関係。ふたりにとって悔いの残らない選択をするために、よく話し合い、お互いの苦労や気持ちをいたわりながら向き合っていくことが欠かせません。「男性の責任も半分ある、しっかり検査を受け、早めに方向性を考えてみてほしい」、ユカイさんも来場者へこのように呼びかけていました。

■卵子の老化は本当、妊娠できる時間には限りがある

東邦大学医療センター大森病院の片桐由起子医師いわく、「発達した医療により、高齢でも妊娠できると勘違いしている人は多いが、それは違う。不妊治療は万能ではなく、成功する確率は残念ながら低いのが現状。年齢が高くなると自然に妊娠できなくなるということをよく知ってほしい」とのこと。実際、どんな不妊治療であっても、年齢が上がると妊娠しずらくなるというデータがあります。男性は40歳、女性は35歳がひとつの目安になるそうです。

■母体のコンディションはとても大切

妊娠しやすいカラダづくりのために意識しておきたいポイントも紹介されました。

・食事・栄養
バランス良い食生活は必須。特に葉酸は、妊娠を考える女性にとっては重要な栄養素です。
また、やせ型の女性の子はメタボになるという調査結果の紹介もありました。逆に太っている女性は排卵障害になり、妊娠しずらくなる可能性も。喫煙も悪影響になります。

・冷え
骨盤の中の血流を良くするために、筋肉を鍛えることが大切。適度な運動を心がけましょう。

・睡眠
アンチエイジング効果がある「メラトニン」は、ミトコンドリアDNAを修復する大切な物質。分泌は日中少なく、夜多いそうです。寝ているべき時間帯にはしっかり寝ましょう。

 

後編では、子どもを授かるためのアイディアと検査について、専門医からのアドバイスをご紹介します。

 

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