厚生労働省が2002年から行っている「21世紀成年者縦断調査」で、結婚当初に希望していた子どもの人数を実際に出産した女性の割合が約7割との特別報告がありました。もちろん、子どもは天からの授かりもの、思った通りにはままならない。でも、あなたにとって望ましい「キャリアと育児の両立」について、考えてみる価値はありそうです。

 

■希望人数の子供を持つには?

2002年、第1回調査時に結婚していた女性約2千2百人のうち、当時希望した子ども数を実際に出産したのは全体の59.8%、希望より多く出産した女性は10.4%。7割程度の女性が希望の子ども数と同じか、それ以上の子どもを生んでいたそうです。

妻が仕事をしていて希望数3人以上の場合、「勤務先に育児休業制度があり、利用しやすい」ケースに比べ、「制度があっても利用しにくい」ケースは希望が実現する確率が約4割、「制度がない」ケースでは約6割。また、親との同別居について見てみると、同居に比べて別居は約7割の実現確率に。育児休業や親の支援が、希望する子ども数を持てたかどうかに大きく影響しているという結果となりました。

 

■ふたり以上の子どもも、共働きなら…!

子どもひとりを22歳まで育てるには、養育費+教育費3千万円以上とも言われるご時世ですが、夫婦ふたりで働いていれば、お金を掛けられないからという理由で子ども数を制限しなくても済む可能性が高くなります。兄弟げんかができる家庭環境を実現しやすくなると言えるでしょう。

育児休業制度も、大企業であればほぼ導入済み。特に理系女性の場合、専門職として仕事に就いていることも多いはず。会社にとって欠かせない人材として成果を上げることはもちろん、職場での人間関係づくりも大切にしたいところです。育児休業の利用しやすさは、あなた自身の毎日の積み重ねによるところも大きいと思います。

 

■親との同居もオススメ

親との同居も可能なら、検討の価値ありです。私自身、義理母と25年ほど同居、子どもふたりをチームワークで育ててきました。もちろん、育て方の意見が食い違うこともしばしば。でも、保育園のお迎えや病気の時には強い味方となってくれました。おばあちゃんがいる生活は、子どもにとってお年寄りを大切に敬う素地も培われ、やさしい子どもに育ってくれたと実感しています。

 

キャリアと育児の両立を考えた時、自分にとって大切なことは何か。その実現のために、どう行動するべきかの戦略を立てる。20代からでもそのスタートは早すぎることはありません。

 

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【参考】

21世紀出生児縦断調査及び21世紀成年者縦断調査特別報告