前編では、「勘違いイクメンが家庭不和を起こす」「“真のイクメン”には3つのレベルがある」という話をしました。後編では実際のイクメン育成事例から有用であったものを3つのアクションとしてお伝えします。

 

■アクションその1. パパとママの見ているコトを同じにする!

イクメンというと、パパの気持ちはママに向きがち。しかし、そのママは子どもを見ているわけですから、同じ現象をみていても、認識にずれが生じてきます。それがその後のアクションの期待値のずれにつながり、それが続くと夫婦のコミュニケーションを蝕んでいきます。まず見ている対象を一緒にするということが原則です。

 

■アクションその2. 観察する習慣をつくる!

子供をただ見ると決めただけでは、なかなか続きません。すぐ忘れて元の木阿弥になりがちです。そこで、活用したいのが「保育園連絡帳」。保育園などに通っていない場合は、祖父母など誰かに読ませるための育児日記でも大丈夫です。

さて、保育園の連絡帳は、保育士に家庭での子供の状態を伝える大事なツール。その記入担当者を、パパに任命しましょう。この記入欄を埋めるには、子供のことをつぶさに知らなくちゃいけません。食事の回数、内容、どれだけ食べたか、ちゃんと決まった時間に寝られたか? 便は? 等々。
実際にやってみると、最初は面倒くさがっていたパパも、毎日記入するうちに、会話に変化が表れてきました。これまで、態度の端々に「仕事をしている自分は偉い」、「時々家事もやってやっている」と随分と偉そうにしていたパパから、「昨日、便がでてない。もっと水分を取らせたらどうだろう?」という提案の言葉がでるように。そして提案するだけでなく、自分で子供に水を飲ませたり、寒いから厚着をさせようとか、細かいところまで気が付くようになったのです。保育士さんとの会話も弾み、保育園の送り迎えも積極的にやるようになりました。

 

■アクションその3. ぐっとこらえて、とにかく褒める!

観察から育児アクションに移行したときに、もうひとつ大事なポイントがあります。
それは、最初から完璧なアウトプットを求めないこと。なぜなら、男子たるものプライドもあり、頭ごなしに「こんなに寒いのに、この薄着はないんじゃない?」なんて言った日には、つむじをまげて、ふいっと育児からまた離れていってしまいます。多少の不出来には目をつむって、まずは育児アクションをとことん褒め称えることが大事です。
できるママに多いのですが、いろいろと気が付いてしまって、ついついパパの行動の先回りをしてしまいます。これは絶対にやってはいけないこと。ぐっとこらえて、一歩下がって見守ってあげてください。

 

最後に、パパとママだけの時間をもつことをおすすめします。常にエネルギッシュな子供ばかりをみていると、気付かぬうちにぐったりと疲れてしまいます。たまには子供を預けて、大人だけで外に出かけてみるのも効果的。すると、普段は子供にばかり見ているパパもママも、この時ばかりはお互いをみて新しい発見があるかもしれません。

[執筆:マキコ・アサエダ(産後ライフプランナー)]

 

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