資格取得に向けた勉強や語学、あるいは現在の業務に直結する勉強――。ビジネスパーソンにとって、学び、成長を続けることは必須の時代になりました。そうはいっても、仕事が忙しいことを理由に、つい勉強は後回しになりがち。仕事もバリバリこなしながら、勉強も両立させるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

■ 仕事をしながら勉強時間を確保するには?

外資系銀行に勤務しながら、1年で米国公認会計士を取得。米国の公認会計事務所に転職し、わずか2年の独学で司法試験に1発合格して、弁護士になったという佐藤孝幸氏いわく、「仕事をしながら勉強時間を確保するには、身の回りの無駄をできるだけ減らし、シンプルにしていく」というのが結論だそうです。

では、「身の回りの無駄をできるだけ減らし、シンプルに」とは具体的にはどうすればよいのでしょうか? 佐藤孝幸氏の著書から、いくつかヒントをご紹介します。

 

ヒント1. 欲と危機感を抱け

当たり前のことですが、「なんとなく」という気持ちでは勉強は長続きしません。佐藤氏の場合は、職場の先輩がリストラされた経験から危機感を持ち、勉強を開始しています。あなたが勉強する理由をもう一度、自らに問うと良いでしょう。

 

ヒント2.  定時で退社するために―やるべきことを残さない

今日やるべきことは必ず今日中にやり、明日に持ち越ししない。そうすることで、もし明日に何かトラブルがあっても余裕をもって対処でき、スケジュールをコントロールできるのだそうです。

 

ヒント3. 嫌なことほど習慣化させる

例えば「テキストは1日10ページ」とノルマを決め、必ずやるようにします。最初は嫌だという気持ちが強いですが、生活習慣を同じで、慣れてくるとやらなければ落ち着かない状態に。苦手意識に甘えてはいけません。

 

ヒント4.  一度決めたらブレない

佐藤氏は、時間とお金の無駄なので、飲み会にはほとんど行かないそうです。資格試験は目標達成までは集中して取り組むもの。「今日だけなら…」と周囲に流されて自分のやるべきことができないのであれば、集中力が保てません。ヒント1でもありましたが、何のために勉強するのかを明確にし、意地でも達成する強い意思が大切です。

 

いかがでしたか? 著書には全部で114のヒントが書かれています。自分にできるかな…と思うかもしれませんが、仕事をしながらの勉強は、きっと誰にとっても大変なもの。人生の貴重な時間をつかうのだから、結果が出る勉強のやり方をしないともったいないですよ!

[執筆:菅野 彩子(編集部)]

 

【参考】

佐藤孝幸 (2010) 『「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術』クロスメディア・パブリッシング