アベノミクスが掲げる経済成長戦略のひとつが、女性の社会進出・活躍。一方、私たちの関心は、自分なりのワーク・ライフ・バランスを維持できる働き方の実現ではないでしょうか。注目の新しい働き方を考えてみます。

 

■ 管理職への昇進意欲

日本経済新聞の記事(※)によれば、課長職以上への昇進を望む男性は6割に対して、女性は1割。望まない最大の理由は“仕事と家庭の両立が困難になるから”ですが、そこそこの働き方では企業のお荷物になり、あるいは、あなた自身が働きづらさを感じるかもしれません。

 

■ 自分自身が商品

同じ前述の記事内で、「ゆるキャリ」女性が企業に貢献する事例が紹介されました。「ゆるキャリ」とは、自分が大切にしたいことを第一に、マイペースで働くスタイルだとか。その生き方が会社に意外な効果をもたらし、注目されているようです。

趣味の人脈を活用し、営業職でもないのに複数の法人契約を獲得した女性。被災地でのボランティア活動のために現地へ転勤し、損害保険会社の社員として顧客や販売代理店との信頼関係構築に活かす女性などが紹介されています。

「ゆるキャリ」は、自分自身が商品となる得る働き方、人としての豊かな経験を仕事に活かす働き方であると、記事は伝えています。

 

■ みんなのワーク・ライフ・バランス

これまでのワーク・ライフ・バランスは、仕事と家事および育児の両立という視点で語られることが目立ち、ワーキングマザーに注目が集まっていました。しかし、本来ワーク・ライフ・バランスは家族形態にかかわらず、働く人すべてが実現させたいことのはず。

仕事だけを第一にせず、自分の価値観を第一にする働き方があっていいし、その第一にしたいことは、趣味でも家族でも多様でいい。ただ、その働き方が認められるには、社外での経験や人とのつながりを仕事に活かす視点が大事だと、記事から読み取れます。

あなたにとってのベストなワーク・ライフ・バランスの実現を心から願っています。

[執筆: 五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】

※『日本経済新聞』2013年6月27日付1,13面「Wの未来」特集