家庭を持っても「社会と接点を持ちたい」から働きたい、そんなご相談を受けることもしばしばです。社会と接点を持つためならボランティアやPTAなどの活動でも良いのかと思うと、そうではないからこそ相談にいらしてます。

あなたが「その気持ちわかる!」と思うなら、そして、家事に関することにこだわりと自信があるなら、「サロネーゼ」を検討してみては? 今、注目の働き方なのです。

 

■ サロネーゼとは、このような女性のこと

日本経済新聞の記事(※1)によれば、サロネーゼとは、自宅を開放し、少人数制で料理などを教える主婦のこと。記事では、優雅な住まいにするための装飾・収納術を教える女性、手軽に作れて大胆かつ実用的な料理を教える女性、子どもの写真の撮り方を教える女性が紹介されていました。彼女たちは、日々の暮らしを素敵なものにする工夫とセンスに長けた主婦なのです。

彼女たちのようなスター級サロネーゼには、習いに来る生徒が親近感を覚えることや、同じ目線で伝えることができるなどの共通点があるようです。たとえば、「私にも手が届きそう」と受講者が思えること。また、スター級になるプロセスにも共通点があり、それは、彼女たちが自分の「好き」について語るブログが注目を集め、やがて本を出版すること。

いつ、なんどき、誰からオファーがあるかは誰にもわかりませんから、興味を持ったら、あなたの「好き」をブログに書くことから始めてみては? そう簡単にはうまくいかないでしょうけれど、試行錯誤する経験は何物にも代えがたいのではないでしょうか。

 

■ 事務職求人市場は厳しい

日本経済新聞の記事(※2)によれば、事務職の有効求人倍率は0.21。(有効求人倍率とは、仕事を探している1人につき、何社から求人があるのかを職種ごとに示したもので、基準値は1です。1を下回る場合、その職種を希望する全ての人にとって厳しい状況です。)景気が回復傾向にあるとはいえ、一度合理化された事務職が、今後大幅に増えるとは思えません。

だからこそ、自信のある「好き」を仕事に、今こそ真剣に考え始める時期かもしれませんね。そんなあなたを応援しています!

[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) ]

 

【参考】
※1. 『日経新聞』2013年10月7日 「私も「サロネーゼ」主婦力が拓く新市場」
※2. 『日経新聞』2013年10月28日「失業率改善もう限界? 雇用ミスマッチの厚い壁」