春物ファッションを仕入れたくなるこの時期、今年はどんな色を着ようか迷ってしまいますね! この春新しい環境でお仕事される方は、「仕事のできる女」を演出する色を選びたいもの。色は人の心を動かす不思議な力を持っています。そこで今回は、色彩心理学の視点から、どんな色を選んだらいいか考えてみたいと思います!

 

■ 色の印象の基本

色の好みは地域によっても左右され、北に行くほど「青」「黒」などの寒色の人気が高く、南に行くほど「赤」などの暖色の人気が高いといわれています。また日本国内で行われた複数の「好きな色の調査」の結果を総合的に見ると、男性は「青」、女性は「ピンク」が1位となっています(※)。

では、それぞれの色が表わす基本的な印象をみてみましょう。

・赤:人に与える影響がとても強く、情熱的、行動的、攻撃的なイメージを表す。化粧、魔よけ、注意を引くための看板等に利用されている。

・オレンジ:陽気でカジュアルなイメージを持ち、親しみやすい、楽しい雰囲気を出す。

・黄色:幸福な、愉快なといった良質なイメージを持つ半面、危険、不安といった負のイメージも持つ。

・緑:体と心を癒してくれる効果があり、ストレスを軽減する。安全、平和、エコ、自然などの象徴としても使われている。

・青:世界中の多くの人に好まれる色であり、誠実、冷静、希望、信頼をイメージさせる。

・紫:使い方に寄って上品にの下品にもなってしまう複雑な色。高貴、神秘的、妖艶さなどをイメージさせる。

 

■ 仕事で重視される色は?

企業のロゴマークやコーポレートカラーに大変多く使われている色、つまり企業が好む色は何でしょうか?

銀行を例に取ると一番多く使われている色は「青」だそうです。「青」は「誠実」「安定」感じさせる色であり、「信頼感」を持ってもらいたい場合に選ばれるというわけです。また、「青」は「先進性」を感じさせるともいわれていて、会議室の装飾や背景に使用するとアイデアを豊かにする効果があるともいわれています。青の中でも濃いしっかりした青の「ウルトラマリン」はキリスト教では、聖母マリアの服の色にも使われ、希望を表しているそうです。

 

この春夏、ファッションシーンでは、小花柄やスモーキーなパステルカラーの流行がきているようですが、この春に新しい職場や上司から信頼を勝ち取りたい働く女性は、流行に流されずに「青」を上手に取り入れて、高感度アップを狙ってみてはいかがでしょうか?

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2014年3月8日]

 

【参考】
ポーポー・ポロダクション(2010)『「色彩と心理」のおもしろ雑学』大和書房