2014年3月26日に決まったばかりの、出来たてほやほやのマークがあります。ベビーカーを押して歩く人が書かれた「ベビーカーマーク」です。国土交通省の検討会が作成しました。

電車やバス、駅などの公共施設に貼って案内を示す案内図マークと、使用禁止の場所で用いる禁止図記号のそれぞれが今後は見られるようになるようです。

 

■ どんな場面で使われるようになるの?

交通機関の車いすスペースや、駅のエレベーターなどの場所に設置するように、検討会が市区町村の自治体に要請をするそうです。車いすのスペースに、ベビーカーのマークも貼るようになりそうですので、車いすのマークを目にする場所で、ベビーカーマークも目にすることなりそうです。

 

■ ベビーカーのマナーについても

検討会では、ベビーカーの利用者に対しても、周りの人に接触したり通行の妨げになったりしないように注意することや、車内・ホームではベビーカーが動かないようにストッパーを使うことを求めています。

これは、必ずしもベビーカーを歓迎している人ばかりではないためです。

 

■ 助け合いの精神で!

ベビーカーを持ち上げて階段を上っている人を、近くで見ている人がいたとします。マークを作った目的の一つに、マークを浸透させ、このような場面に出くわした時には手を差し伸べて助けるよう、呼びかけもするそうです。

電車のホームではほとんどにエレベーターがありますが、場所によってはエレベーターがなかったり、不便な場所にしかない場合も。そんな時は、仕方なく階段やエスカレーターを使って移動することになりがち。その時に、手を差し伸べてくれる人がいたらベビーカー利用者はとても嬉しくなり、自分も同じように手を差し伸べられるようになろうと思えます。そうなると、プラスの連鎖が働き、自分がしてもらったことと同じ様に、相手に接することができると思います。

 

育児を取り巻く環境は年々変化があります。10年前なら、バスに乗るときはベビーカーを折り畳まなくてはいけませんでしたが、現在はそのままでも大丈夫ですね。

今後もどんどん進化すると思うのですが、プラスの連鎖は大切にし、自分がしてもらった恩返しは後から続いてくる人たちにしてあげてほしいと思います。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2014年4月11日]

 

【参考】
『朝日新聞デジタル』「ベビーカーたたまず乗車OK 公共交通機関でルール化」(2014年3月27日)