突然ですが、「妊活」と聞くと、何か特別なことをしなきゃいけないのな……と身構えてしまうことってありませんか?

卵子の老化、高齢出産、新型出生前診断……妊娠についての情報やキーワードが積極的に発信されるのはとても素晴らしいことだと思うのですが、中にはいたずらに不安を煽るような記事もちらほら。

筆者の独身の友人は「リミットが迫ってきて不安だから“一人妊活”はじめたの」と話していましたが、そんな言葉もあるのかと驚いてしまうほど。彼女がいう一人妊活はAMH検査(※)と基礎体温を計ることらしいのですが、パートナーの有無に関わらず彼女のように将来に向けてアクションを起こさなきゃ! と考えている人は意外に多いようです。

とはいえ、せっかくの妊活がストレスになってしまっては本末転倒。今回は、暑い夏に無理なく取り組める妊活のポイントについてまとめてみました。

 

【食生活編】

  • 夏こそ温かい飲み物を積極的に選びましょう

暑いからといって冷たいものばかり摂っていると身体の内側から冷えてしまいます。特に冷房のきいたカフェなどでは温かい飲み物を選びたいものです。

  • 夏野菜で葉酸を摂取!

葉酸は妊娠を考えているときから摂りたい栄養の代表格。夏のスタミナ源のうなぎや、夏野菜の定番枝豆やアスパラガス、モロヘイヤには特に葉酸が多く含まれています。

  • 女性の美しさを保つイソフラボンにも注目!

大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれます。特に納豆は葉酸もたくさん含まれているので毎日摂りたい栄養食です。ちなみに、筆者は薬味たっぷりのそうめんに納豆をまぜていただいています!

 

【生活習慣編】

  • ゆったりとしたバスタイムで心身をリフレッシュ!

夏はどうしてもシャワー浴が中心になりがちですが、疲れを取るには温浴が効果的です!週末だけでも温かいお風呂に浸かりましょう。

  • 適度な運動で妊娠しやすい体質に!

筋トレやダイエットのような激しい運動ではなく、ストレスにならない程度に継続できる運動がおすすめです。暑い日中は室内でヨガやストレッチ、夕方から夜間は屋外でウォーキングをするなど、気温や体調に応じて工夫しながら積極的に体温と代謝をあげていきましょう。

  • 冷房と扇風機を上手に活用し安眠対策

暑さで寝苦しい夏の夜もできるだけ快適に眠りたいものです。冷房をつけっぱなしで寝ると身体を冷やす恐れがあるので、タイマーをつかったり、弱モードの冷房に扇風機を当てて室内の空気の循環を良くするなどの工夫をしてみましょう。

 

【オトコの夏妊活編】

  • 精子の質と運動率を意識!

精子の質を左右する亜鉛が多く含まれているレバーや牡蠣は、男性が夏に摂りたい栄養素。夏野菜の王様、トマトに含まれるリコピンには精子の運動率を改善する働きがあることも分かっています。

  • 熱と蒸れにご注意を!

精子は熱にめっぽう弱いため、普段の温浴での長湯やサウナは極力控えたほうがよさそうです。また、股間の通気性を意識した下着を着用するなど、熱がこもらないような工夫もおすすめです。間違っても夏の公園のベンチに座り膝上でノートパソコンを広げるようなことはなさらぬよう!

 

いかがでしたか?

今回ご紹介したアクションは、妊活のためというのはもちろん、日々の美容と健康にも役立つ習慣ばかり。あまり頭でっかちになりすぎず、上手に体調をコントロールしてみましょう! 夏休みを利用して旅行に出かけるのもリフレッシュ効果が期待できそうです!

[執筆:渡辺さちこ(「妊きゃりプロジェクト」主宰), 2014年7月19日]

 

【参考】
※発育途中の卵胞から分泌される女性ホルモンの一種で、卵巣機能の予備能(卵巣に残っている卵子の数)の目安、つまり女性の卵巣年齢を知る指標となります。月経周期に関係なく血液検査にて判断することができます。