現代社会は、イライラや怒りが充満しがち。例えば、朝の通勤電車。ちょっと肩がぶつかっただけで、舌打ちしたり声を荒げるビジネスマン。注文した料理の提供が遅いと言って、店員を怒鳴りつけるお客さん。そんなことでブチ切れなくても…と思う場面は多々ありますが、筆者だって人間。怒りを感じることもあります。そんな時、怒りに身をまかせて取り返しのつかないことになるのは避けたいですよね。

今回は、突発的な怒りを鎮めることができる、簡単な2つの方法をご紹介します。

 

■ 突発的な怒りが沸いてきたら、最初にするべきこと

あなたが、何か不快な出来事に遭遇したとします。そこで「許せない!」「ムカつく!」という気持ちが沸きあがってきたら、あなたがまず行うべきことは、“自分の怒りに気づいて認める”ことです。

「私は今、怒っている」「私はこの状況を、非常に不愉快だと思っている」など、自分の負の感情に気づき、認めるのです。この段階で、あなたは怒りを客観的に捉えている状態になります。

 

■ 突発的な怒りを鎮める方法2つ

次に、その場で簡単にできる対処法として、この2つを覚えておくといいでしょう。

  • 1.数を数える

「カウントバック」と呼ばれる手法です。単に1、2、3…と数えてもいいですし、それだと簡単すぎる場合は、100から数字を逆に数えていったり、暗算でもオーケー。要は、怒りの対象から意識をそらすことで冷静さを取り戻すのです。

  • 2.魔法の呪文を唱える

「コーピングマントラ(呪文)」と呼ばれる手法です。小さく声に出して言ったり、心の中でつぶやきます。呪文の言葉は、例えば「ま、いっか」でもいいですし、「チョコレート!」のような意味のない言葉でもいですし、「これって怒るほどのこと?」と自分への質問でもいいのです。

要は、脳がハッと我に返り、冷静になるための数秒を得ることが目的。突発的に動揺していても反射的に出てくる短い言葉で、いつもの定型文を決めておくのがおススメです。

 

怒りのコントロールは、専門的には「アンガーマネジメント」とよばれ、企業研修やメンタルヘルスの現場でも活用されている実践的な心理技術です。その場でできる上記2つ以外にも色々な手法がありますので、怒りを感じやすい方は、ぜひ調べてみて自分にあった方法を体得しておくと良いでしょう。イザという時に役立ちますよ!

[執筆:嘉納 夢子(夢診断アドバイザー), 2014年7月31日]