皆さんの会社では、女性が働きやすい環境を整えるための努力は進んでいるでしょうか? うちの会社は、特に何もないみたい…とがっかりするのはまだ早い! この秋、女性の活躍を推進するための目標を、300人を超える企業で義務化する法案が閣議決定されたのです。今回はその内容をご紹介します。

 

■ どんな法律ができるの?

10月17日の『日本経済新聞』によれば、政府は17日の閣議で、女性の社会参加を後押しする「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律案」を決定。法案は(1)女性の採用、昇進の機会の提供、(2)仕事と家庭の両立を図るための環境整備、(3)本人の意思の尊重などを基本原則とし、国や地方自治体に加えて、従業員が300人を超える企業・団体に対し、女性管理職の割合や女性の採用比率などの数値目標を、自主的に少なくとも1つ設定し、これを盛り込んだ行動計画を公表するよう義務付けるとしています。

 

■ 女性のキャリアにはチャンス!

上記の法律は、300人以下の企業でも努力義務があるとされ、女性のキャリアにとって今までよりも採用や管理職登用でのチャンスが大きく広がることは間違いないでしょう。キャリアアップのチャンスが目の前に飛び込んで来た時には是非臆せずチャンレンジしてみたいものです。法律が成立したとすると実際に施行されるのは約1年半後の平成28年4月から。自分の会社がどのような戦略を取るのか今後の社内情報を敏感にキャッチしましょう。

 

■ 期待の陰で動揺も

しかし、急な改革で制度や目標を作っても、女性側の心の準備ができていない状況もあります。筆者が関わる企業の女性社員の皆さんの状況やカウンセリングの内容でも、管理職へと期待されても子育てとの両立を優先したいのでそこまでは…と尻込みする方も少なくありません。期待されてもプレッシャーだという声も聞きます。そんな時には、人生のどの時期で何をしたいのがきちんと整理し、仕事でのチャンスを逃さないようキャリア設計をしてみましょう。困ったときには、筆者のようなキャリアアドバイザーなど、キャリアの専門家にご相談くださいね。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2014年10月23日]

 

【参考】
『日本経済新聞』「女性登用目標、企業に義務 活躍推進法案を閣議決定」2014年10月17日