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大切なものを失くす夢の意味…失ったのは実は●●!
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大切なものを失くす夢の意味…失ったのは実は●●!

こんな夢を見たことはありませんか? 夢の中で、あなたは大切なものを紛失したことに気がつき、探すのだけど見つからない。失くしたものは、バッグや財布など。身分証明書も一緒に失くしていることも。これらは金銭的な価値もあるけれど、愛着をもって大切にしていたものなので、より一層あなたはショックを受けています。夢分析アドバイザーをしている筆者のところには、夜に見た気になる夢の意味を知りたいというご相談を頂きます。そのなかの代表的なひとつに、前述したような「大切なものを失い、探している」という夢があります。今回は、この夢の解釈をご紹介します。

 

■ 夢に出てくる「大切なもの」は自尊心を意味する

心理学者イアン・ウォレスいわく(※)、夢分析において「大切なものを紛失する夢」が意味するのは、何らかの理由で自己評価が低下し、どうやって自尊心を取り戻せばいいかわからない状況を示しているとのこと。

金銭的な価値だけのものであれば、また買えばいいやと割り切れます。ですが、愛着のあるバッグや身分証明書など、「自分」と深い関わりがあるものを失うのは、現実社会において、あなたが自分の価値が分からなくなっている状況なのです。他人からの評価を気にしたり、自分に失望する出来事などによって、不安を感じていませんか?

 

■ 夢の中で「探している」ものは、大きな満足感

夢分析において、夢のなかで「探す」行為が意味するのは、現実社会における充足感や達成感の探求です。大切なものを失くして探す夢を見たあなたは、もしかしたら現実社会において自分に過大な期待を課し、達成感や満足感を得ようと日々奮闘しているのではありませんか? あなたが頑張っているのに予想通りに物事が進まず、または思ったよりも他人が評価してくれず、自信喪失しているのかもしれません。

 

向上心のある人だからこそ、努力しても結果が出ないと自信を失くすこともあるでしょう。さらに、他人の評価は思い通りにはなりません。大切なものを失う夢も、探す夢も、共通するメッセージは“自分への自信”です。失った大切なものを探す夢を見たら、自分が何に充実感を感じ、自分にどんな価値があるか、自分自身を見つめる良い機会かもしれませんね。

[執筆:嘉納 夢子(夢診断アドバイザー)]

 

【参考】
※ イアン・ウォレス(2012)『100の夢事典』ダイヤモンド社

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