2015年5月29日、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が、2014年4月1日~2015年3月31日までの1年間における、全国の相談室および「働く人の悩みホットライン」の相談件数と相談内容の統計結果を発表。その結果によれば、相談を利用された方は、30代、40代の企業中間管理職層にあたる年代の方々からの相談が全体の約6割を占める結果となりました。

 

■ 40代相談者のお悩みは人間関係が1位

さらに発表によると、女性からの相談は40代が最も多く938件(30.4%)。相談内容の上位は、「人間関係」が最も多いとのこと。女性の相談者は、「職場の問題」で同じように悩んでいる男性と比べても、件数、割合ともに「人間関係」について悩んでいる人が多いというのです。

確かに40代というのは、若手社員を教育、指導する立場であったり、部下をもった管理職であったり、派遣社員やパート社員をまとめるリーダー職であったりと、様々な経験や立場のメンバーをマネジメントする機会が増える世代だと思います。また、まだまだ女性管理職が少ない中、男性社会の中で仕事をする苦労も残っているのでしょう。「人間関係のお悩み」は根深く存在していると感じます。

 

■ 「相手は変えられない」が原則

人間関係の悩みの原則は、「相手は変えられない」ということです。貴女が希望する通りに、理想とする通りに相手が変わってくれる、ということは残念ながらありません。筆者のカウンセリングでもよくお伝えするのが、「相手が変わらないなら、相手に対する自分の考え方か行動を変えるしかない」ということです。

具体的には、最初は無理のない範囲で「相手への言動を変える、行動を変える」ことで、少しずつ現状が変わるように工夫してみましょう。問題や気持ちの整理が必要なこともあります。そんな時は、上手にカウンセリングなども活用してくださいね。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー), 2015年6月9日]

 

【参考】
※1. 一般社団法人日本産業カウンセラー協会 調査リリース「「働く人の悩みホットライン」前年比24%増の5,323件の相談受付、30~40代の悩みは「職場の問題」50.1%、「自分自身のこと」16.0%」2015年5月29日