気が付いたら急にひげが生えてきて、ショックを受けた! という女性の方は、意外にいらっしゃるようです。とくに、あごに濃いひげを発見したときなど、誰にも相談できずに落ち込むという方の話も聞かれます。今回は、この女性のあごひげについて取り上げます。

 

■ ひげと関連の深いホルモン

ひげの原因となるホルモンに「テストステロン」という男性ホルモンがあります。このホルモンの働きにより、体毛や筋肉が生成されます。女性の体内にも元々存在するものではありますが、男性よりも非常に少ないために、女性はたくましい身体にはなりません。

女性ホルモンの代表に「プロゲステロン」がありますが、このプロゲステロンがテストステロンの分泌量をコントロールしているのです。プロゲステロンは女性の卵巣から分泌されるホルモンで、月経周期を安定させる大切な役割を持っています。

プロゲステロンが安定していると、自律神経も安定し、テストステロンの分泌量を正常に維持できています。ですが、ストレスや栄養の偏りなどによって卵巣機能が低下すると、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。

 

■ 女性のひげの原因とは…

不規則な生活、過度のストレス、バランスの崩れた食事などによってホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが強まることが、女性のひげの原因と考えられています。

近年では、残業で遅くまで働いていたり、自宅でご飯を食べられず外食が続く女性も増えており、あごひげが生えたり、産毛が濃くなったりと「男性化」してしまう方からの悩みが聞かれているのです。また、先述のプロゲステロンが卵巣で作られていることから、子宮・卵巣周辺の病気の可能性も否定できません。

 

■ ひげへの対処法は?

・大豆製品を積極的に摂る

大豆に多く含まれるイソフラボンには、女性ホルモンとよく似た働きをすることが分かっています。豆乳を意識的に飲んだり、納豆や豆腐、油揚げなど、大豆製品を取り入れやすい和食中心の食生活を心がけたりするとよいでしょう。イソフラボンの摂取量目安は1日30~40mgとされ、たとえば納豆1パック(約50g)でだいたい1日の目安をとれる計算になります。

・皮膚科や美容外科で脱毛

ストレスの軽減、生活習慣の見直し、上記の食生活の改善を行うことは根本解決のために欠かせないことですが、「今すぐどうにかしたい!」「お化粧でも隠せない!」とお困りの方は、皮膚科で脱毛してもらうことも可能です。

いかがでしたか。正しい改善法を知り、ホルモンバランスを整えていくようにしていきましょう!

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2015年12月7日]