ワーキングマザーが仕事を続けるか、悩む大きなポイントである「小1の壁」。お迎え時間や勉強のことはもちろん、そのほかにも意外とダメージが大きいのが、休日や長期休みのこと。保育園時代は、親さえお休みが取れれば、わりと好きな時期や曜日に保育園を休ませて旅行に行けたのに、小学校へあがるとそういうわけにもいきません。具体的にはどんなことが壁になるのでしょうか?

 

■ カレンダー通りのお休み

例えば、今年のゴールデンウィークは、3連休の合間に1日ずつ平日が入る形でした。基本的に小学校はカレンダー通りのお休みなので、この連休の間の日にも授業は当然あります。

筆者の知人のなかには、片方の平日は休ませて旅行へ行っていたご家族もおりました。ですがこの問題は、どこまでを常識の範囲ととるかインターネット上でも賛否両論になっているのを見かけます。もちろん長期休暇の場合も、旅行代金のピークを外した子供が休みでない時期にあまり長く休むわけにはいかないと思いますので、子供が保育園時代までに行きたい場所へ行っておいたほうが良いかもしれません。

土日がお休みでない業種のママさんは、小学校あがってからこのお休みの関係で働くことをあきらめるケースもよく伺います。

 

■ 月に1~2度は土曜授業

先ほど、小学校はカレンダー通りのお休みになるというお話をしましたが、実は土曜日に関しては、ゆとり教育が終わってから土曜日の授業が復活しつつあります。文部科学省の調査では、2012年度に土曜授業を実施した全国の小中学校の6割を都内の学校が占め、都内での実施率も9割に達する(※1)とのこと。

筆者の住む世田谷区の公立小学校では、毎月第二土曜日のみ授業ですが、例えば品川区は全区立小中で第一・第三土曜日が授業となっています。つまり、リフレッシュのために週末旅行に行きたくても、子供のスケジュールが合わなければ断念せざるを得ません。学校に入れば当然かもしれませんが、思い立った時に温泉に行けた保育園時代が懐かしかったりもしますね。

 

■ 親のリフレッシュも意識して

こうした子供と一緒のお休みが少しとりづらくなることは、決定的な「小1の壁」とは言えないかもしれません。ですが、いつでも旅行に行ける気兼ね無さが失われるだけで、忙しいワーキングマザーとしては精神的に負担も感じますね。親も意識してリフレッシュをしないと、ボディーブローのようにストレスがたまりそうです。ここはぜひ意識して、親も自分の時間を作ってリフレッシュしましょう! 習い事関係での外出や子供同士で遊ぶ時間も増えますし、ママがお世話をしなくてもいい時間は幼児のころより増えているはず。うまく余暇時間の使い方を切り替えていくことがポイントではないでしょうか。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年5月24日]

 

【参考】
※1. 『読売オンライン』「東京で進む「月2回方式」」2013年11月16日