立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ汗ばむ季節が続いていますね。女性の皆様は特に、汗をかくとどうしても「におい」が気になるのではないでしょうか。実はこの汗のにおいと、ストレスが関係していることをご存知でしょうか。

 

■ 汗と自律神経の関係

体温調節の働きを持つ「汗」。体温が上昇すると、汗腺と呼ばれる汗を分泌する部分へ、自律神経の一つである交感神経を通じて指令が送られる仕組みになっています。

汗には体温調節時に出るものに加え、精神的なものもあります。過度の緊張状態に置かれたときに汗をかいた経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、これは交感神経がストレスによって強く作用していることによって起こるのです。

自律神経は、先述の交感神経と副交感神経の2つがバランスよく作用していることが求められますが、強いストレスを受けることで自律神経のバランスが崩れ、交感神経の働きが活発になりすぎてしまうと、「多汗症」と呼ばれるほど大量に汗をかく症状が表れる方もいらっしゃいます。

 

■ ストレス下での汗のにおい

汗腺には実は2種類あります。サラサラしてにおわない汗と、ベタベタしてきつくにおう汗とがあるのは、この汗腺の違いによるものです。ストレス下では、このベタベタした汗が出やすくなるとされています。きついにおいの汗を出さないようにするためには、ストレス状態をできる限り解消することがひとつのポイントとなります。

 

■ 汗のにおいが気になる方は

自律神経のバランスを整えるために、過剰に働いてしまっている交感神経を鎮め、副交感神経を優位にすることが必要です。副交感神経は休憩時や就寝前のリラックスしているときなどに強く働くため、上手に活用していきましょう。

副交感神経を優位にするリラックス法としては、このようなことが挙げられます。

  • 口呼吸ではなく、深く空気を吸い込みしっかり吐く「腹式呼吸」を意識する
  • 入浴時38~40℃程度の少しぬるいと感じる程度のお湯にゆったりつかる
  • 負担がかからない程度のウォ―キングなどの有酸素運動を定期的に行う
  • 自分が好きなことに没頭することで、脳を切替える

 

いかがでしたか。汗のにおいとストレスは実は非常に関係があることを知っていただき、においを極力防げるようにしていきたいものです。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2016年9月7日]