「一生独身だから勉強しろ」そう言った母の呪縛を解くには…
 

■ 受験シーズンになると思い出す母親の言葉

受験真っ盛りのこの時期ですが、それがつらい思い出につながる人もいます。
母娘関係改善カウンセラーの筆者に寄せられる相談の中で、子供の頃母親に勉強を強いられたという人はかなり多いです。

その理由の一つが、「お前はブスだから嫁には行けない。懸命に勉強していい大学に入り大きな会社に勤めて一生自分で食べていきなさい」というものです。

 

■ 努力していい大学へ。結婚は最初からあきらめている

北海道出身で現在、千葉県で働きながら一人暮らしをしているA子さんは、小学校高学年の時には、一生独身で過ごす覚悟を決めたと言います。

幼い頃、母親からは「なんで醜い顔の子が生まれてきたのだろうね。お前をお嫁にもらってくれる人なんていないよ。だからいい大学入って大きな会社に就職して、一人で生きていかなければいけないんだよ」という言葉を毎日、繰り返し聞かされて育ちました。そこで、A子さんは必死で勉強し、一流大学から大企業に入り、30代半ばの現在、独身です。

結婚に興味がないわけではないのですがA子さんの中で母親の言葉は強迫観念のようになっています。ただ、周囲が結婚し子育てしている状況を見るにつけ、取り残された気持ちもあります。また、同級生であまり勉強もせず遊んでいた女の子がエリートと結婚し余裕のある生活を送っているのを見ると、「世の中はなんて不公平だ」と虚しくなるそうです。
ここ数年、A子さんは仕事も一生懸命やっているものの、気分の落ち込みを感じるようになりました。

 

■ 時には考えるよりも行動を

このようなケースでは「お前なんて結婚できない」という母親の言葉が呪縛となってA子さんを縛り付けている可能性があります。

呪縛を解くには頭で考えるより行動を起こした方が良いこともあります。
行動とは、婚活や朝活など職場以外の人達との交流する場をもつなど、自分を取り巻く人間関係を広げることです。そうすると、他人から刺激されることで今までの思い込みなどを取り外すこともできるようになります。行動するための第一歩が踏み出せないというときは、カウンセラーにサポートしてもらって背中を押してもらう方法もあるのです。
考えて結論が出ない時には、行動を起こしてみることも必要です。

[執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2017年2月21日]

 

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません