インフルエンザやノロウイルスの流行時期となりました。
国立感染症研究所は2016年12月27日、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者報告数が警報レベルの20人を超え、1医療機関あたり20.89人に上ったと発表し、この数値はこれまでの過去最大級の流行とされる2006年以来となっています(※1)。
ノロウイルスへの感染原因と対策について考えます。

 
■ノロウイルスの感染と症状

ノロウイルスの感染原因は、
1. 感染者の咳や吐しゃ物への接触
2. 汚染された、もしくは加熱不十分な食品を食べる
3. すでに感染した人が調理した食品を食べる
とされています。

感染すると吐き気や下痢、嘔吐、腹痛などを引き起こし、風邪と比べても重症化しやすい傾向にあります。医療機関でも現状有効な薬はないことから、感染しないように、また仮に感染したとしても症状を軽症にとどめられるようにすることが大切です。

 
■感染予防のために必要なこと

感染を予防するためには、身体の抵抗力・免疫力を高めることが先決です。抵抗力・免疫力が下がってしまう原因には加齢ももちろんありますが、食生活やストレスも大きくかかわっています。栄養バランスの取れた食事をすること、ヨーグルトや納豆などに多く含まれる善玉菌を摂取することで腸内環境を整えることが必要です。
また、過熱が不十分な食品からの感染も多いですので、特にカキなどを調理する際は中まで火が通っているかを十分確認しましょう。

 
■ストレスと免疫力の関係

体内で免疫の働きをしているのが、白血球。白血球と自律神経は密接な関係にあるため、白血球を増やすためには自律神経のバランスが大切です。自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経で成り立っており、このバランスが崩れると結果的に免疫力が落ちることになります。
ストレスがかかると交感神経が優位になりすぎることから、ストレスがかかりすぎないよう普段から生活することが求められます。運動する、好きな音楽を聞く、森林浴をするなど、ストレスをためないために自分で気軽にできるセルフケア方法をいくつか持っておくことが大切です。もちろん、一人でどうしようもない時はカウンセラーなどに相談するとよいでしょう。

世間で大流行していても、感染せず健康的に生活できている人もいます。その差を生むのが抵抗力・免疫力です。これらを高め、ウイルスに負けずに生活していける身体を作りましょう。

[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー), 2017年2月16日]

 

【参考】
※1. ノロウイルス、全国で警報 06年以来の最大級の流行 朝日新聞デジタル(2016年12月27日)
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません