「卵子の老化」や「不妊治療助成金支給、39歳まで」といった最近のニュース。前回は、こうした情報に振り回されてしまい「早く産まなきゃ!」「婚活すら思うようにいってないのに妊娠なんて…」と、複雑にゆれるアラサー独身女性の心の葛藤をお伝えしました。そこで今回は、より具体的に彼女たちの胸のウチに迫るとともに、婚活で大切にしてほしいポイントについてお伝えしていこうと思います。
■わかってほしい、胸のウチ
- 日々流れてくるニュースを観ていると、結婚していないのがまるで悪いことのように、社会から「早く結婚しなきゃね、産まなきゃね」って急かされててるみたい…。
- 心から子どもが欲しいだけに、焦りが募る日々。極端な友達は「旦那なんかいらないから子どもだけ欲しい」というシングルマザー志向ですが、私はやっぱりパートナーがいて子どももいる平凡な家庭に憧れるんです。当たり前のことだと思っているのに、今の時代じゃこれがなかなか高いハードルなんですよね…。
- 男性って、こうした女性の焦りに無頓着だから、婚活中、下手に心境を覗かせようものならどん引きされちゃいそう…。
- 不妊は女性だけの問題ではなく、最近では男性側の問題も指摘されていると聞きました。せっかく結婚できても、自分の体は全く問題なくてパートナーに何か原因があるかもしれないなんて考え出したらキリがないですよね…。
この記事を読んでいらっしゃる方の中には「そうそう、わかる!」と首を縦に振る人も多いのではないでしょうか。本当に、皆さんそれぞれ悩んでいらっしゃるのです。
■何のための結婚?
そこで、一旦立ち止まって当たり前のことを少し考え直してみたいと思います。
「結婚って、何のためにするもの?」
勉強会でもたまにこうした話になりますが、「子どもさえいれば結婚なんてしなくていい」という意見は稀で、やはりほとんどの方が「これからの人生を共に歩むパートナーを見つけて幸せになりたい」と願っています。好きな人と結ばれて、その結果、赤ちゃんを授かれたら…!
けれど、理想の相手になかなか出会えず四苦八苦していると、“卵子の老化”などのニュースに追い打ちをかけられて「赤ちゃんを産むためにとにかく早く結婚しなきゃ!」と婚活の焦りが増すようです。何だか順番が逆ですね。私は実はこれが一番怖いと思うのです。
そこで最終回では、「不妊治療離婚」の例を挙げ、結婚とパートナーシップについてお伝えしていきたいと思います。
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