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女50代のキャリア設計! 今のうちに考えておきたい理由
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女50代のキャリア設計! 今のうちに考えておきたい理由

働く女性の皆さん、自分が50代になった時、どんな働き方をしているか考えたことがありますか?

長く働きたいという女性は増えているけれど、30代をどうするかといった話題がほとんど、せいぜいイメージするのは40代前半くらいまで…。でも、女性の平均寿命が80歳を超える時代、50代も輝いて働き続けることを考える必要があるのです!

 

■ 定年まで本当に働く!?

30歳前後の仕事にあぶらの乗った女性にお会いすると、ほとんどの方が仕事をずっと続けたいとおっしゃいます。
しかし、その先に見えているイメージは、長くても40代くらいのイメージ。「50代はどんな感じで働きたいですか?」の問いに、明確な回答をする女性に私もまだお会いしたことはありません。

定年まで同じ会社でと言いつつも、その会社の中でどういうポジションでどう働くかは見えていないのです。

 

■ 50代で変わる企業内での働き方

私の勤務する教育研修の会社では、今、50代の方々の定年前のキャリアを考える研修が大流行。理由は、法律により雇用延長が義務付けられ、企業が65歳までを定年とする制度を取り入れ始めたからです。これは単純に定年が伸びるのではなく、今までの役職を降りる、選択キャリア制度等で働き方を変えるなど、第一線から徐々に退き、給与レベルを抑える意図があります。

最近、古くから女性を採用していた企業では、50代キャリア研修に女性社員の方々の参加もみられるようになってきました。

 

■ 50歳前の女性の転機とは!?

結婚や出産といったライフイベントの有無に関わらず、男性でも50代は大きなキャリアの転機となる現在。以下は、私がみてきた50歳前後の女性の諸先輩方の動向です。

  • 50歳を前に大きな環境変化を伴う異動と命じられ、思い切って退職。その後、独立。
  • 年下の上司とソリが合わず、50歳前に転職。
  • 50歳以降の選択キャリア制度で、勤務日数の軽減を進められ悩む。
  • 管理職まで務めたが、50代以降まで続けるのがしんどくなり退職。その後、独立。

これらはいずれも、結婚はあったとしても「出産」というライフイベントは経験せず、仕事中心に30~40代を過ごした方々です。ライフイベントを経験しないからといって、転機がないわけではないのです。

 

■ 人生の残りの時間をどう使うのか?

30代までは、結婚・出産・キャリアチェンジや転職といったたくさんの選択肢があり、迷える子羊として悩ましい時代。でも、その先ではどの選択肢も本当にタイムリミットを迎え、迷う余地がなくなってくる現実も! やりたいことがあったら、30~40代のうちに思い切り動いておかないともったいないのです。

50代以降も、自分らしいキャリアを歩めるよう、一度遠い展望も考えてみてはいかがでしょうか?

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]

 

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