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親に認めてほしい症候群…35歳からの親子関係改善
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親に認めてほしい症候群…35歳からの親子関係改善

周囲からは「いつも仕事を頑張ってるね」と言われるけれど、まだまだだと感じてしまう。家事や子育ても中途半端な気がして気になって仕方がない。そんな頑張り屋のあなたは、今でも「親に認めてもらいたい症候群」かもしれません。今回は、親との関係を少し改善することで、今の生活がとっても楽になるヒントをお伝えします。

 

■ 親があまり褒めてくれなかった?!

小さい頃から真面目でコツコツと頑張るタイプだったとしたら、それが当たり前だと思われて、親もそれに慣れてしまうことがあります。結果を出しているのに「もっとできるわよね」と、いつも言われていませんでしたか? あなたはいつも頑張るタイプとして認識され、多少のことでは褒めてくれなくなります。そうしてあなた自身も、結果を出しても「もっとできるはず!」だと思うようになったのかもしれません。

 

■ 親の夢を叶えられなかった?!

第一希望の学校に不合格だった時やスポーツの試合で負けた時に、自分よりも親の方が落ち込んでいたことはありませんでしたか? 親は子供を通して自分ができなかった夢を叶えたいという願望があるものです。その「自分の夢」が叶わなかった時、周囲が驚くくらいに落ち込んでしまうことがあります。そんな親の姿をみて、あなた自身も「もっと頑張らなくては!」と常に思うようになったのかもしれません。

 

■ そもそも親が自分に関心がない?!

他の兄弟の出来がよく、親に何かにつけて比較されていたり、親は常に仕事に忙しくて話す暇があまりなかったりすると、そもそも自分は関心を持たれていないのではという不安に駆られます。あなたの中に「よほど頑張らないと振り向いてもらえない」という気持ちが残っているのかもしれません。

 

■ 素直にぶつけてみると何かが溶け出す

これらのような経験から「親に認めてもらいたい」という気持ちが強くなり、それが原因で常に頑張りすぎる女性は多いものです。そんな時は、一度親にその気持ちを伝えてみましょう。淡々と、子供のころに感じていたを話すのです。謝ってほしい等と期待しないことがポイントです。親からは何の反応もないかもしれません。けれども、伝えたことであなたの心の中の大きな氷が動き溶け出します。そのころの親がどんな状態だったのかを話してくれるようになったら、氷はもっと解けだすでしょう。

親も一人の人間だったのだと気づいた時、あなたは親と自分とは違う人間だと改めて気づくはずです。その時に「自分はありのままの自分でよかったのだ」と感じられるようになるでしょう。そのことがあなたを楽にするのです。

[執筆:島谷 美奈子 (キャリアコンサルタント)]

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