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新しい働き方「そこそこ派」、実現させる3つの質問
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新しい働き方「そこそこ派」、実現させる3つの質問

ひとの仕事観は本当にそれぞれ。例えば、バリバリ働き出世も目指す「バリキャリ」。私生活も大切にする働き方を通じて、仕事に活かしたり社会貢献を視野に入れる「ゆるキャリ」。そして、今回紹介する働き方は「そこそこ派」。言葉の印象は軽いですが、どのような働き方なのでしょうか?

 

■ 家庭中心・仕事そこそこ、事務職を選択

日本経済新聞記事(※1)によれば、独身女性の理想のライフプランは、「結婚して専業主婦」「出産後仕事を辞め、復職」「働き続ける」の3者それぞれが約30%。一方、現実の予想は「働き続ける」48.1%、「出産後仕事を辞め、復職」36.2%、「結婚して専業主婦」はわずか9%です。

女子大学生の間で事務系一般職志向の高まりが数年前から復活していることもあり、「家庭も大事に、仕事で高望みをしない」「プライベートな時間を確保したい」を志向する女性が増えているとか。記事では、彼女たちを「そこそこ派」と位置付けています。

 

■ 「そこそこ」で大丈夫?

しかし、実際に「仕事はそこそこ」の態度では、そもそも仕事を得られる可能性が低いでしょう。そこで、「そこそこ派」として仕事を得られるかどうか3つの質問をしたいと思います。

 

質問1. 正社員・事務系一般職に対する企業の期待を知っていますか?

かつては「補佐役」で十分だったかもしれませんが、今は「生産性」や「主体的な行動」を求められています。常に創意工夫を発揮していく意思はありますか?

質問2. 生産性など成果を出せる自信はありますか?

一般にひとは、生活の安定を望みます。それゆえ正社員志向が高いのですが、生産性などで成果を出す自信はありますか? 自信がなければ、派遣社員やパートタイムなども考えてみては。

質問3. 職場の状況を察して、期待にも応える気持ちはありますか?

雇用形態を問わず、「私の担当はここまで」とか「給料に見合う働き方はこの程度」と自分で決めてしまうと、職場の視線が冷たくなることも想像できます。職場の状況を察して、期待にも応える気持ちは必要です。

 

このように、自律心を問われ、難易度の高い「そこそこ派」。職場のお荷物と思われることなく、あなたが長く働き続けらますように!

[執筆:五十嵐 ゆき (キャリアコンサルタント)]

 

【参考】

※ 『日本経済新聞』2013年8月26日「『そこそこ派』」で働きたい」

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