タオル、シーツ、Tシャツなど、不要になった布製品は、家事や育児に大活躍してくれる一品です。しかも環境にもやさしくなれる。そんな布製品の活用法をご紹介します!
■ まずは準備から
準備は簡単! 捨てようと思ったTシャツやタオルなどを、適当な大きさに切るだけ。“適当な大きさ”とは、手のひらよりも少し大きいくらいを目安に。テレビやDVDなどを見ながら切っておくだけ。布の種類によっては糸が出てきてしまうこともありますが、切った布をちょっとおしゃれな紙袋に入れて、家の至る箇所に置いておくだけで、しっかりと準備になります。
■ 家事に使う場合は?
例えば、食器を洗う場合に、先にさっと布で拭いてみましょう。余計な汚れを布でふき取れるので、洗い物が断然楽になります。ふき取った布はもともと捨てる予定ですから、汚れたら躊躇なく捨てることができます。活躍場所はキッチンだけではありません。洗面所に置いておけば、鏡に水がはねた時にささっと拭くことができたり、リビングに置いておけば埃があった時などにささっと拭いて、そのまま捨てることもできます。
■ 育児に使う場合は?
育児に使うのはとてもお勧めの使い方。ガーゼやティッシュペーパーの代わりに、おしりふき代わりに、小さく切った布を使います。
普通のティッシュペーパーは、子どもの鼻水をこまめに拭いていると肌荒れをしてしまいがち。ガーゼを使うことによって肌あれは防げますが、洗う必要があるガーゼよりも、切った布を使えばそのまま捨てられるので楽です。
最近は柔らかいティッシュも売られていますが、コストパフォーマンスを考えると、どんどん使うのはもったいないと思ってしまうことも。そんな時に、切っておいた布の出番です。布の場合はティッシュよりも柔らかいため、肌あれが防げます。また、おしりふきも同様です。おしりをこまめにふいていると、おしりかぶれを起こしてしまうこともよくあります。かぶれを防ぐため、布に霧吹きで湿らせてふくと、おしりかぶれになることを防げます。ほかに、口の周りを拭いたり、ちょっとした食べこぼしを拭くのにも役立ちます。
切った布はエコにもいいし、肌にもいいという優れモノ。切るという手間だけで済むので、今後ぜひ活用してみてください。
[執筆: 三木育美(保育情報アドバイザー) ]