最近、何名かの女性から「妊娠する夢をみた」「赤ちゃんを産む夢をみた」など、妊娠や出産に関する夢をみた話をききました。もちろん、全員が実際に妊娠中とは限りません。
これから妊娠する予知夢? 自分の出産への警告? など、妊娠・出産は一大イベントであるがゆえに、夢の意味が気になる方も多いようです。
■ 妊娠・出産・赤ちゃんの夢が、あなたに伝えていること
夢分析においては、夢に登場する「妊娠・出産・赤ちゃん」は、あなたが現実世界で関わっている“これから世に出るプロジェクト”を意味しています。
それぞれをご紹介しましょう。
・妊娠する
あなたは、現実の世界で関わっているプロジェクトや仕事の完成を待ち望んでいます。妊娠期間はプロジェクトの準備期間。プロジェクト成功のためには、適切な資源提供と忍耐が必要であることを示唆しています。
・出産する
無事に赤ちゃんが生まれようとしていたら、プロジェクトのゴールが近いということです。あなたは、あと少しで成功を手にすることを予期しています。
・生まれた赤ちゃんが醜い
あなたの期待とは違う赤ちゃんが生まれたら、成功までにはもう少し仕事が必要だということを示しています。でもまずは誕生できるのです。このまま適切に尽力を続ければ、願ったものへと成長するでしょう。
・流産や中絶する
自分ではどうしようもない外的要因により、プロジェクトを中止せざるを得ないとあなたが感じていることを示しています。
■ 夢の解釈はあくまでひとつの仮説
ここで書いた夢の解釈は、あくまでひとつの解釈であり、あなたにとって唯一の正解ではありません。自分は違うと思ったら、それはそれでいいのです。
もしかしたら単純に、友人夫妻の赤ちゃんを見に行ったことがきっかけで、「私も子どもが欲しい」と強く願ったことが夢に反映されただけかもしれません。
この記事を読んでくれたあなたに伝えたいことは、仮にもし流産する夢をみたからといって、「自分は流産しやすい体質なのかも…」などと変に不安にならないでほしいということ。夢はあなたをサポートしてくれるものであって、あなたの未来を阻害するものではないのです。
[執筆:嘉納 夢子]
【参考】
※ イアン・ウォレス(2012)『100の夢事典』ダイヤモンド社