誰かと仲良くなるのも、不仲になるのも、すべてはコミュニケーション次第。就寝時にみる夢に登場する「電話」は、夢分析においては「コミュニケーション」を意味します。「電話」の描かれ方によって、あなたがコミュニケーション上で感じている課題がわかります。夢からのメッセージを知りたくありませんか?
■ 自分から電話をかけている夢
自分から電話をかけているこのケースでは、あなたは「相手」が誰かは分かっています。
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電話番号を、何度も間違えて押してしまう
現実社会において、あなたは電話をかけている相手とうまくコミュニケーションが取れないと感じています。あなたの今までのやり方、いつもの方法では、なぜかその人には伝わらないのです。その人に対しては、コミュニケーションの方法を変える必要があるかもしれません。
■ かかってきた電話を受けようとしている夢
電話がかかってくるケースでは、あなた自身も、「相手」が誰なのか分からない場合も。
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電話を取り損ねる
受話器を取る前に、コールが止まった。または受話器をとった瞬間に通話が切れてしまった。夢のなかであなたは、誰からの電話なのか予想がついていましたか? この夢は、誰かからの大切なメッセージを、あなたが受け取れなかった可能性を伝えています。最近、あなたに何か重要なことを言いかけていた人はいませんでしたか?
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電話の受け方がわからない
実はこれ、筆者が過去にみた夢のひとつです。電話は鳴っているけれども、どの部分が受話器なのかが分からず、電話に出ることができないというもの。この夢が意味することは、ある人物が自分へ投げかけてくる言葉や対応の意図が、あなたは分かりにくいと感じています。電話をかけてきた人物、もしくは電話器自体の贈り主に心当たりはありませんか? あなたはその「誰か」とのコミュニケーション上の難しさを感じています。
いかがでしょうか? コミュニケーションの課題や相手がわかったら、あなたは現実社会において、その対象者とのコミュニケーションを“意識して”行うと良いです。どうしたら上手く伝わるだろうか? この人は何を伝えたいのだろう? と、丁寧に。夢にまでみるくらい、あなたはコミュニケーションの大切さを知っている人なのだから、きっと上手に意思疎通できるはずなのです。
[執筆:嘉納 夢子(夢診断アドバイザー)]