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同僚・部下のSOSサイン…あなたができるヘルプ3つ
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同僚・部下のSOSサイン…あなたができるヘルプ3つ

4月に入り新年度が始まりました。この時期は新しいことに胸が躍るワクワクした時期であると同時に、急激な変化についていけず、戸惑う時期でもありますね。特に、最初から100%全力で頑張ってきた人ほど、やや疲れが見え始めるようです。あなたのまわりに、最近、元気がない様子の同僚や部下はいませんか? 新入社員のように張り切って早く職場に適応しようと頑張りすぎているような人こそ要注意です。そんな時、あなたができる3つのことをお伝えします。

 

■ SOSのサインが発信されている!

心の疲れに早めに気づくには、「普段の本人の行動からどれだけズレているか」にあなたが気づいてあげることが大切です。口数が少ない、挨拶の声が小さいなど行動の変化、他にも、顔色が優れない、笑顔が少なくなった、身だしなみに気をつかわなくなったという外見上の変化もあります。

それらは、初期のSOSのサインなのです。いつもと違うな、最近なんか変だな、と感じることがあったら、それをスルーせずに気に留めてあげましょう。

 

■ 最初は「気にかけているよ」の気持ちから

同僚や部下のSOSサインに気がついたら、具体的にあなたにできることは次の3つです。

1.

声かけ:「最近、元気ないね」「顔色が良くないけど何かあったの」などと声をかけることで気にかけていることを伝えましょう。答えはなくても、「気にしているよ」ということが伝わればOK。

2.

話を聴く:遅刻が増えた、仕事でのミスが多くなるなど仕事に支障が出てくることもあります。そんな時はぜひじっくり時間をとって、話を聴きましょう。そして心配していることを伝えましょう。

3.

相談を促す、相談する:社内に産業医やカウンセラーがいれば相談を促しましょう。また、あなた一人が抱え込む必要もありません。あなた自身が「同僚や部下への対応」について相談してもよいでしょう。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー)]

 

【参考】
※ 厚生労働省『働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳』「気配りしてますか -上司・同僚の方へ-5 部下・同僚への配慮」

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