働くママにとって、子どもが熱を出しただけでも大変なのに、よもや入院なんて! しかし、子どもが入院するケースはそう珍しくありません。まだ未経験のママもどこかで心の準備をしておいたほうが良いかも。今回は我が子の入院を2回経験した筆者がその対処法をお伝えします。
■ 入院は突然やってくる
子どもの病気が、かかりつけの病院で手に負えない症状になってくると大きな病院への紹介、そして診察の結果出てくる選択肢が「入院」です! もちろん救急搬送の場合はダイレクトに入院もありえます。どうみても症状がひどく、このような流れの場合はまだ心の準備ができるのですが、それほど状態がひどくなくても、かかりつけの病院で「原因がわからない」場合、検査のために大きな病院への入院ということも。そして、この検査は調べる内容にもよりますが、すぐには終わらないケースが多いので要注意です。
筆者の娘もはっきりした診断ができるまで様々な検査で2~3日を要し、この時点で入院でした。
■ 病気は誰のせいでもない
入院するほどの病気となると、ママ本人もビックリしてかなりのショックを受けます。ですが、入院したことを至急、家族や仕事の関係者に連絡しなければならないのでママは感傷に浸る暇もありません。そして、風邪で仕事を休むだけでもかなりの罪悪感があるのに“入院”なんて、ママの健康管理が相当悪いのでは…と周囲に思われるのではないかと本当に辛いものです。
実際にこれを直接言う人はあまりいないと思いますが、入院するレベルの病気の時、子どもの場合は長い生活習慣の結果や不摂生の結果ではないはず。不可抗力のケースがほとんどではないでしょうか。筆者の場合も2回とも、医学的にも原因は不明で何万人に一人という確立で子どもに発生するといったものでした。もう仕方ないと思うしかありません。
■ママも寝るようにしましょう
子どもを一人で寝かせず、添い寝する習慣がある日本では、夜に子どもを病院において帰るのは非常に後ろめたい行為のように感じてしまいがち。ですが、病院の簡易ベッドやイスで寝るのも、2日も続けると限界がきます。もっと長い入院の場合は体が持ちませんし、電子機器NGの病院にずっといると、PCを持ちこんでの作業ができません。ですから、夜は看護師さんに任せて潔く帰りましょう。もちろん重篤な状態を除いてですが。
筆者の娘も手術の前後や、40度の熱が下がらない時は泊まり込みしましたが、本当に大変でした。退院後も看病は続きますので、ママもぜひ寝るようにしましょう。
子どもは、特別な病気でなくても喘息やアレルギー、胃腸炎など一般的な症状でも体力や抵抗力が低いので少しひどくなると入院する可能性があります。幸いにまだ子どもの入院が未経験の方も、心のどこかで覚悟をしておくとよいと思います!
[ 執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]