『プレジデント・ウーマン』による女性管理職500人へのアンケートでは、生活・プライベートなど生活全般に満足していると回答した「ハッピー女性管理職」は172人。そのうち66.9%が「心身のメンテナンスをしている」という習慣を持っていたのだそうです。それはアンハッピー管理職の33.8%に比べ、約2倍もの割合だったとのこと。
■ 「気晴らし」は心の回復力に効果的
心身のメンテナンスの具体的内容は、「ヨガ」「エステ」「マッサージ」「カラオケ」など発散系や癒し系など多岐にわたったそうです。仕事帰りや週末などに、心身のケアにお金や時間を使っているのですね。
仕事でのパフォーマンスを維持するために、自分で稼いだお金でリフレッシュやリラックスを積極的に取り入れることは良いことです。自分の好きなこと、興味のあることを少しずつ続けてみることをお勧めします。
一方で、お金をあまりかけずに、またどこかに出向く必要がないという意味では時間もかけずにできる出来る心身メンテナンス法を持っていることも大切です。例えば、自宅付近でジョギングをするとか、お風呂にゆったりと浸かるとか、夜寝る前にじっくりとストレッチをするなどですね。
■ ストレス対処は定期的、継続的、念入りに
なぜなら、職場のストレスに対処するには、定時的、継続的、そして念入りに「心身のメンテナンス」をする必要があるからです。特に人間関係で悩んでいるような時は、その相手が同じ職場であれば1日のかなり長い時間を一緒に過ごすことになりますよね。
そんな時、イライラや疲れが溜まってしまうまで放っておかずに、早めに予防的に対処することが大事なのです。その方が早く回復するからです。であれば、日々少しずつ、コツコツとお金と時間をかけずに出来る「心身メンテナンス」があると良いですよね。がむしゃらに仕事に取り組むのではなく、ハッピーに仕事を続けたいなら、日々の生活にちょっとした「心身メンテナンス」を取り入れてみましょう。
[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー)]
【参考】
※1. 『プレジデントウーマン(プレジデント12.7号別冊)』「1000人調査でわかった!女性管理職24時間のリアル」pp.22-25、プレジデント社
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