日中の気温はまだまだ高くても、夜はだいぶ過ごしやすい季節になりました。夏の疲れが回復しきれずに季節の変わり目を迎えると、倦怠感や自律神経系の乱れが生じやすくなります。そんな「秋バテ」時の不調を改善するためにちょっとした助けとなりうる「ハーブティ」についてご紹介します。
■ ハーブが持つ癒しの力
ヨーロッパでは古くから健康によいといわれてきたハーブ。ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含み、抗酸化作用があることから老化防止の効果も期待できます。さらに、ハーブの香りが自律神経などに働くことで、リラックス・リフレッシュ効果も期待できる、まさに「癒しの力」を持っています。
ハーブといってもいろいろな種類がありますが、以下にご紹介するハーブティは特に秋バテ時の心身不調改善におすすめしたいものです。
■ おすすめハーブティ
・心の安定~ジャスミンティ
ジャスミンティはローズに似た花の香りがリラックス効果をもたらし、さらに落ち込んだ気分を高める働きもあるとされています。ウーロン茶などとブレンドして飲んでもおいしくいただけます。
・ホルモンバランスを整える~ローズティ
癖の少ない、さっぱりとしたハーブティです。ホルモンのバランスを整える働きから、特に女性の健康・美のためにぜひ取り入れたいところです。神経疲労への効能もあり、疲れがたまっていたり不安になっていたりするときに飲むとよいでしょう。
・うつ症状や不眠症改善にも~オレンジブロッサムティ
「ビターオレンジ」という花を使ったお茶で、柑橘系特有の香りが特徴です。甘いフルーティな香りと、オレンジよりやや甘みのある味でさわやかなお茶で、寝る前に飲むことでリラックスし、入眠効果が期待されることからストレス性の不眠症改善にも活用されています。さらにビタミンBやCが多く含まれていることから、女性にうれしい美肌維持や脂肪燃焼、身体の抵抗力アップに役立ちます。
いかがでしたか? 自分の症状にあわせてうまく取り入れていただき、心身共に健康な生活が送れますように。
[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー)]
※写真:Olga Kriger / 123RF.COM、本文とは関係ありません