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女性管理職はご注意! 価値下げ発言の上手なかわし方
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女性管理職はご注意! 価値下げ発言の上手なかわし方

国際比較において、管理職に占める女性の割合がまだまだ低い日本。今後は女性管理職の数も増加傾向になっていくのでしょうが、現在、管理職の女性は、まわりがほとんど男性である場合も決して少なくないのではないかと思います。

そんな時、疎外感を感じてしまったり、あるいは理解不足からあなたの価値を下げるような言動に出会ってしまうことはありませんか?

 

■ 支配される関係になっていないか要注意!

何かにつけてあなたの自信を削ぎ、邪魔をするような言動をする人は、相手に悪気はないかもしれないし、気づいていない場合もあるでしょう。特にそれらの言動には、「あなたのためを思って言っているんだよ」という前置きがあったりします。

ですが、その人と一緒にいると、なぜかいつも自分が、「まだまだ力不足だし、そもそも成し遂げる能力があるのかな」と感じてしまうのであれば要注意です。そのような時、その人が「こうすればいいよ」とアドバイスしてくれたりすると、「やってみます! 有難うございます」なんて言ってしまい、無意識のうちにコントロールされる関係になってしまうこともあるのです。

こうなると、相手の言動の問題ではなく、あなたの心の問題というわけです。つまり、価値下げ言動をされて自信、自尊心を失ってしまう一方で、相手は、アドバイスをくれる大切な貴重な人としてあなたにインプットされてしまう。そうなると、そこには支配関係が生まれ、もはやあなたは、その人の言うことさえ聞いていればいいんだ、とか、できない自分を救ってくれる人などと思い込んでしまうこともあるのです。

 

■ 自分の心の状況と相手との関係性を見直そう

まわりに同じような状況の女性が少ないと、それだけで自信が持てず、何かと謙虚に振る舞いすぎてしまう方は、価値下げ発言に出会った時の自分の反応に気付いておくことが重要です。

一緒にいると、相手の言動でいつも気分が落ち込んでしまう、自信がなくなってしまう、ということが起こっているのなら、自分の心の状態と、相手との関係性を見直す時期だと考えましょう。

[執筆:高橋 雅美(心理カウンセラー)]

 

【参考】
※首相官邸ホームページより「管理的職業従事者に占める女性割合の国際比較」
※ 写真:gladkov / PIXTA(ピクスタ)、本文とは関係ありません

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