最近、肌が乾燥していて化粧のりが悪いなあと思っているあなた、秋冬は乾燥肌が増える季節です。夏にエアコンの良く効いた部屋にいる機会が続いたり、強い紫外線を浴びたりしてきたところに秋の急激な気温の変化が加わり、日常生活のストレスとあわせ非常に肌への負荷が高くなります。これらが肌トラブルとして表出しているのです。「実年齢より10歳上に見られた」なんてことがないように、乾燥肌によるトラブルへの対処法を取り上げます。
■ 隠したいあまり、化粧の塗りすぎに注意
顔の中でも、特に皮膚の薄い目の下。クマやしわが目立つところですね。目立つクマやしみを消したいと、ファンデーションやコンシーラーをつい厚く塗ってしまった経験はありませんか? しかし、ファンデーションもコンシーラーも塗りすぎは乾燥のもとになってしまいます。塗る量でカバーするのではなく、色味でカバーすることを意識しましょう。そして、しっかり落とすことも忘れずに。化粧品が残ったままになっている状態も、肌にとってはストレス。余計乾燥し、しわを作る悪循環になりますのでご注意を。
■ 応急措置として
クマをはじめとする肌トラブルの一時的な解消方法としては、マッサージや保湿が有効です。しっかり化粧を落とした後、化粧水でしっかり水分を補うこと。そして、保湿クリームをつけ、皮膚を引っ張りすぎないようにしながら丁寧に目の周りの血行を促進させるマッサージを行うとよいでしょう。
■ 心身の健康が肌にも表れる
応急措置ももちろん大切ですが、「身体を休ませる」ことが一番の対処法です。特に目の下の青クマは、寝不足や不規則な生活習慣、疲労やストレスによる血行不良によるものが大きいとされています。
血液循環を良くするために、ほうれん草やひじき、レバーなど鉄分や葉酸を多く含む食事をとる、決まった時間に寝起きする、という基本的なことをおざなりにしながら、応急措置だけとっていても、根本的な対処とはいえません。心身の健康状態は、そのまま肌の健康状態となって表れることを意識した生活を送ることが、肌トラブル解消にもつながるのです。
[執筆:浅賀 桃子(メンタル心理・キャリアカウンセラー)]
※ 写真:miya227 / PIXTA、本文とは関係ありません