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ワーキングマザー、究極の時短術は「職住近接」!?
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ワーキングマザー、究極の時短術は「職住近接」!?

どんなに家事・育児を効率化しようとしても、なかなか時間に余裕が持てない……、とお嘆きのワーキングマザーも多いと思います。実は、意外に時間をたくさん使ってしまっているのが「通勤時間」。ワーキングマザーこそ、“職住近接”(=職場と住む場所は近いほうが望ましい)が重要ではないでしょうか? そこで、ワーキングマザーの住む場所選びについて考えてみました。

 

■ 時短勤務を前提として住む場所を決めると…

アットホーム株式会社の調査(※1)によると、通勤時間が長くなるにつれて、共働きの割合が低くなるという結果となり、やはり共働きの場合は、通勤時間を短めに抑えようとする傾向にあるようです。

筆者のワーキングマザー研修では、1日24時間をどんな時間配分で過ごしているか記入し、チェックしていただくのですが、通勤に1時間以上かかっている方は、時短勤務を解除するととたんに時間のやりくりが厳しくなります。保育園時代は延長保育に助けられて乗り切っても、そのまま小学校にあがると、学童保育の終了時刻の早さに対応できずアウトとなってしまいます。駅から小学校の距離も計算に入れておかないと、予想外に時間がかかるケースもあるので要注意です。

 

■ “職住近接”か、実家の近くか

それでも、敢えて郊外を選ぶワーキングマザーは、ほとんどが夫婦どちらかの実家サポートを頼って、2人目の子どもができたタイミングや、就学前までに引越しするケースが見られます。これは、お迎えを両親がせずに、祖父母をメインに考えての戦略。親自信の通勤時間が長くなっても、郊外であれば、保育園の入りやすさや、住環境の良さなどのメリットもあり、祖父母サポートがあれば安心ですね。

一方、祖父母のサポートが無いケースでは、思い切って両親いづれかの職場に近い住まいにしたり、それほど職住近接でなくても、駅前のマンションなど交通や買い物の便が良いところを選ぶケースが長く共働きしている人ほど目立ちます。

また、もう一つの観点として忘れてはならないのが災害時。東日本大震災の後、当日中に歩いて帰れることが難しい親たちが一晩子どもと離れ離れとなったことを機に、仕事を辞める決断をしたワーママが筆者の周囲でも複数おります。

 

住む場所は、様々な思い入れや好みもあるかと思いますが、共働きとして長く続け、かつ子どもとの時間も持ちたい! と考えるなら、思い切って通勤時間を減らす工夫も必要かもしれません。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2016年1月4日]

 

【参考】
※ アットホーム株式会社による「通勤」の実態調査2014
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。
※写真:kou / PIXTA、本文とは関係ありません

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