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子どもの就活、保護者の理想的な応援方法は?
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子どもの就活、保護者の理想的な応援方法は?

いよいよ3月から、2017年3月卒業予定の短大1年生、大学3年生、大学院1年生の就職活動が本格的に始まります。3月1日には就活情報サイト『リクナビ2017』や『マイナビ2017』で企業の採用情報が公開され、会社説明会の参加受付が開始されます。本コラムでは就活生の親御さん向けに、就活生を応援するためのポイントを説明します。

 

■ 親の価値観の押しつけはNG

筆者はキャリアカウンセラーとして就活生の就活相談に乗ることがありますが、学生さんは意外なほど親の反応を気にしています。知名度の高い大企業への入社を期待する親御さんが多いのですが、テレビCMを流しているような一般消費者向けにビジネスを行っている大企業から内定をもらえるのは上位の大学に属する一握りの学生だけ。

子どもが内定をもらった会社のことを自分があまり知らないからといって、馬鹿にするような態度や発言は絶対にやめて下さい。日本の企業の9割以上が中小企業で、世の中には親が知らない優良な中小企業やベンチャー企業が数多く存在します。子どもの就活をむやみに否定して、将来の可能性を潰さないでくださいね。

 

■ 就活生の親の理想的な対応は?

就活期間中、思い通りに選考が進まず、自信を喪失してしまう学生さんが少なくありません。お子さんと同居されている場合、余計に結果が気になってしまうかもしれません。ですが、面接の感触や結果などを逐一聞かれるとストレスになりますので、過干渉には気を付けましょう。

学生にとって嬉しいのが就活中の金銭面でのサポート。就活にあたり、大抵の場合はスーツやバック、靴を新調する必要がありますし、会社説明会や面接に参加するための交通費も発生します。地方の学生であれば、交通費や宿泊費の額も大きくなります。就活に必要な費用をアルバイトで賄うのは体力的にもスケジュール的にもハードなもの。口は出さないで欲しいけどお金は出してほしい、のが子どもの本音です。

最後に、子どもからエントリーシートの添削を依頼された場合は、大学のキャリアセンターの履歴書添削サービスを活用するよう伝えてあげましょう。エントリーシートの中でも志望動機は添削する側にも専門のスキルが必要です。餅屋は餅屋。その道の専門家につなげてあげるのも、親ができる応援の一つですよね。

 

いかがでしたか? お子さんが気持ちよく新たな門出を迎えられるよう、親として適度な距離を保ちながら応援したいですね。

[執筆:椎葉 怜子(働き方コンサルタント/キャリアカウンセラー)]

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