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2016年も激戦の保活、希望者の約半数に「不承諾通知」!?
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2016年も激戦の保活、希望者の約半数に「不承諾通知」!?

2月以降、認可保育所の4月入所可否の通知が届き始めていますが、以前として保活の状況は厳しい様子。筆者の身近でも認可保育所の合格が全滅してしまったけれど、どうしたら良いかという相談が日々届いています。各自治体では定員を増やす努力をしているはずなのに……。今回はその現状と対策に迫ります!

 

■ 東京都目黒区、約半数の入所希望者、認可保育所の入所決まらず

2016年2月18日の『マイナビニュース』によれば、東京都目黒区の認可保育所の入所希望者2,049名に対し約半数の1,025名に「不承諾通知」が出されたとのこと(※1)。

2015年、東京23区の中で5番目に多い294名の待機児童を出した目黒区では、2016年4月入所に向けて168名の定員を新たに確保していたものの、遠く及ばなかったことになります。不承諾通知を受け取った人たちは、どうすればよいのでしょうか?

 

■ まずは、できる限り情報収集を!

認可保育所に入れなかったからといって、イコール仕事復帰をあきらめるのはまだ早い!実際にお話を聞いていると意外とまだやれることに気づいていない方も多いので、該当する方は以下をチェックしてみてください。

1.保育所の種類:

東京都ですと認証保育所を滑り止めにするのが一般的ですが、認証でもない、認可外には安全面に懸念を感じてか、確認していない人も。また、認可でも小規模の保育室や保育ママという選択肢も確認しましょう。

2.地域の拡大:

自宅から通える範囲で最寄り駅近くの保育所だけでなく、通勤途中の駅や会社の近くの駅周辺という地域にまで対象を拡大して情報収集しましょう。

3.自分では気づけないポイント:

保活は地域性や、リアルタイムの情報が大事なので、ネットで情報収集するだけでなく、自治体の窓口や地元のママ友だけでなく、会社の人事担当、保活経験のある知人、キャリアカウンセラーなどにも相談先を広げ、自分では気づいていないポイントを指摘してもらうことも大事です。

 

■ 究極の選択は?

キャリアの継続を望むなら、勤務先と相談して、育児休暇を引き延ばせるところまで引き延ばし、保活を続けるのがベストです。かつ、自分の子育てと仕事の優先順位を考えて、働き方・生き方を変えることも平行して検討する必要があるかもしれません。また、生活圏を変えるのは大変ですが、保育所に入りやすい地域に引越しをしてキャリアの継続を図る手もあります。

本当は、望む働き方ができることが理想なのですが、意外なところに次のキャリアのチャンスがあるかもしれません。視野を広く持って、自分が本当はどうしたいのかを軸に考えましょう!

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー)]

 

【参考】
※1. 『マイナビニュース』「東京都目黒区の認可保育所、入所希望者の約半数に「不承諾通知」」横山茉紀, 2016年2月18日
※ 写真:Graphs / PIXTA、本文とは関係ありません

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