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子どもの安全はどう守る? 品川区「まもるっち」事例
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子どもの安全はどう守る? 品川区「まもるっち」事例

子育て支援は区市町村によって様々な特徴があります。ベビーカーのプレゼントやミルクの支給、お金の支給があるところなど、児童手当以外に様々な特徴を出した支援策が行われているところも。今回は品川区が行っている「まもるっち」についてご紹介をします。

 

■ 「まもるっち」とは、どんな支援なの?

「まもるっち」というネーミングから、子どもを守ってくれるというイメージがつくと思うのですが、その名の通り、子どもを守るためにあるのが「まもるっち」です。

「まもるっち」は、品川区が区内小学生を対象に支給しているGPS機能付緊急通報装置のこと。子どもそれを首から下げて登下校をすることで、安全を見守ってもらえます。

端末のストラップを引くと、区の監視センターに通報が届くシステムとなっています。監視センターでは、オペレーターが子どもと通話し、周囲の音から児童の状況を確認。GPS機能で居場所もわかります。

更に緊急事態と判断された場合は保護者や学校、警察などにも連絡が入り、現場に駆け付けるようにもなっています。そして、地域のボランティアの方々にも連絡がいき、彼らが駆け付けるという地域を巻き込んでの支援なのです。

 

■ 料金など契約はどうなっているの?

契約は学校を通して行っています。必要な書類を学校に提出するところから始まり、各端末への設定を行います。

基本的に何もしなければ料金は発生しません。携帯端末に予め登録をしておいたアドレスに限られますが、Emailの送受信料金も発生しません。ただし、通話をすると利用料はかかってしまいます。携帯電話を持ったことが嬉しくて、母親に不必要な電話をしてしまい、月額4,000円以上かかってしまったという話もありました。

子どもなので、こういう行動は想定できるのですが、このような事も含めてしっかり各家庭でのルールも必要となりますね。

 

先日も、誘拐された女の子のGPS機能が有力な情報になっていました。昨今は防犯ブザーだけでは対応しきれなくなっていることも事実です。各自治体での取り組みは様々です。今後もこのような情報のご紹介をしていきたいと思います。

[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー)]

 

【参考】
※ 品川区ホームページ「近隣セキュリティシステム」

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